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異世界を九十九と一人旅  作者: 書積 詠人
第4章 南へ
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もてなし

「伝説に聞く来訪者(トラベラー)を二人もお招き出来るとは、次回の社交会で自慢出来ます。」


領主…マガチット殿はご機嫌のようだ。


「失礼します。お飲み物をお持ちしました。」

「うむ、入りたまえ。」


盆に飲み物やお菓子を載せ、持ってきたのは二人のメイドだ。


(やはり貴族。居て当然か。)


ハジメはすっかり見とれている。


「失礼しま…きゃっ!」


メイドの一人が飲み物をこぼしてしまった。


「申し訳ありません……。」

「いったい何をしているんだ!」


穏やかさが一転、怒鳴り散らすマガチット殿。


「この方達は上級貴族にも劣らない賓客なのだぞ。機嫌を損ねられたらどうする!」


萎縮するメイドの首にはまる首輪がひかる。

よく見ると、もう一人の首にもはまっている。


(奴隷ってやつか。)

「すぐ片付けろ!ふぅ、すみません。我が家の使用人が粗相をしてしまい。」

「今のメイド達、奴隷…ですよね?」


ハジメがおずおずと訊く。


「不当な扱いとか……。」

「奴隷に情けをかけるとは、優しい方だ。安心ください。我が家では、種族性別問わず非人道的な命令はしておりません。」

「そうですか。」


ハジメは安堵した様子だが、


「我が家では、ですか。」

「ガイ殿は賢明でいらっしゃる。」


やはり奴隷の扱いは、主次第のようだ。

奴隷のいる世界です。

合法も違法も。




能力(スキル)一覧


天職(ジョブ):レンジャー 技能(アビリティ):射手A、覇気D、隠密D、木工技師D、料理A、罠設置B、悪路歩方D

加護(ギフト)九十九神(つくもがみ) 技能(アビリティ):人格投与S、擬人化S、具象化S

能力(スキル):縮地D、幸運A、武士A、鑑定A、鍛冶師C、エンチャンターS(max)、精神防御(マインドプロテクト)B、魔具師D、仕立て師C、薬師D、応急措置B、薬物耐性A、話術C、遠視B、黄金率D

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