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異世界を九十九と一人旅  作者: 書積 詠人
第3章 放浪
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ダンジョン攻略 -深奥層8-

第98フロア。

そこは、真っ暗だった。


「おい!無事か?」

「はい。わたくし達は無事ですわ。」

「達?」

「はい。キョウヤも一緒ですの。」


入って早々、一寸先も見えない闇の中。

俺は二人とはぐれたらしい。


(声は届く。光が無いだけで、ここはこれまでと同じ部屋の中。)


入ってきた扉も、先に進む扉も見えない。


(敵も見えない。下手に動くのは、自殺行為。)


そう判断した俺は、二人にもそう伝える。


「へぇ、賢いね、あんた。」


俺の言葉に応えるように、どこからか声がする。


「誰だ。敵か?」

「別に危害を加えるつもりは無いよ。質問に答えて貰うだけ。」

「……。答えなかったら、ここから出さない…か。」

「本当に賢いね。」


確かに手は出していない。

だが、衰弱するつもりは無いため、質問に答えるしかなさそうだった。


「じゃあ、訊くね。あんたは、なぜ産まれたの?」

「親が作ったからだろ?」


禅問答でもしたいのだろうか?

訳が分からないまま、普通に答える。


「そういうつもりじゃなくて。うん、訊き方を変えよう。あんたは、何のために生きているの?」

(何のために産まれて、何をして生きるのか…か。)


かのアンパンヒーローが思い浮かんだ。

あいにく、愛と勇気を伴に活躍など俺には出来ない。


「死にたくないから、生きている。それ以外に答えは持ち合わせて無い。」

「それがあんたの答え。」

「そうだ。」


すると闇は晴れ、ただの黒い部屋になった。


「いいよ。先に行きな。」


姿はなく、声だけが響く。


「次の部屋は何もない。その次、第100フロアが守護者だ。せいぜい生き残れ。」


それを最後に声も気配も消えた。

あんな問をした理由は気になるが、相手がいないとどうしようもない。


「行こう。攻略は目前らしい。」


二人は黙って、共に扉をくぐる。

能力(スキル)一覧


天職(ジョブ):レンジャー 技能(アビリティ):射手B、威圧B、隠密D、木工技師D、料理A、罠設置B、悪路歩方D

加護(ギフト)九十九神(つくもがみ) 技能(アビリティ):人格投与S

能力(スキル):間合い取りA、幸運C、武士B、鑑定B、鍛冶師C、エンチャンターA、精神防御(マインドプロテクト)B、魔具作成A、仕立て師C、調薬A、応急措置B、薬物耐性A、話術C、遠視B

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