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異世界を九十九と一人旅  作者: 書積 詠人
第3章 放浪
51/302

ダンジョン攻略 -深奥層4,5-

長くなりましたが、お付き合いください。

(七つの大罪がモチーフか。)


憤怒、怠惰、色欲ときた大罪エリア。

4番目は、黄色の部屋に熊のような大きさのネズミ。


「良いな、欲しいな、くれないかな。」


ネズミの周りは、電気が散っている。


「ピカチ…

「ストップだ。ホタル。」


あれと比べて欲しくない。


「ちょーーーだい!」


ネズミの周りを電気が(ほとばし)る。


「!引き寄せられるのだ。」

「逃げられませんわ。」

「引力……、いや磁力か。」


引っ張られるのは、金属ばかり。

金属とは武器。

奪われたら、戦力は激減する。


(強力な攻撃魔法の使い手…×、弓は威力不足…×。)

「ちょーおーだーいーよー。」

「っ、強くなってきましたわ。」


磁力が徐々に堪えきれなくなってくる。


(賭けてみるか…。来い、ザンキ。)


ザンキを呼び出し、抜き放つ。


「金属を増やすなど!」

「良いから。」


案の定、磁力に引かれ真っ直ぐネズミの元へ。


「これを、くらえ。」

「あ…。」


そして、そのまま突き刺した。


「ふぅ、良しっ。」


ネズミの死亡を確認する。


「勝ったぞ。」

「無茶は止めて欲しいのだ。」

「心臓が止まるかと思いましたわ。」


俺は心配かけた事を詫び、二人を次に誘う。




5番目に来る。


「お腹すいた。」


緑の部屋に鳥が一羽。

竜巻の中にいて、手出しできない。


「1つ試しに…。」


ヨイチで矢を放つ。

矢は真っ直ぐ鳥に向かい、竜巻によって塵となった。


「風化…か。」

「なぜ風?とも思いましたが。」

「物を塵とし、飲み込む。確かに暴食なのだ。」


とにかく、竜巻を突破する事、これが攻略の鍵のようだ。


「逆回転の竜巻をぶつければ、相殺出来るのだ…が。」

「風使いがいない。だろ。」


服案は、実はある。


(また心配かける策なんだが…。)


どう考えても死にはしないから、独断で決行する。


(風力スフィア全開。)


本来はドライヤーや霧払いに使うスフィアで、竜巻を起こす。


(回転速度、速め。高さ、高く。)


相手の竜巻と同じ規模になるよう調整。

少しずつ近付く。


(風量は、あと少し。相殺率4割…5割。)


鳥が目の前に見えてきた。


「相殺完了。さよなら、鳥。」

「ごちそうさま、ニンゲン。」




「さっきの今で、何で無茶をするんですの?」

「でないと、倒せないから。」

「相談の一つでもあるべきなのだ。」

「却下されるのは、目に見えていた。」


予想通りの説教を浴びつつ、次に進む。

ガイは、別に死にたがりではありません。




能力(スキル)一覧


天職(ジョブ):レンジャー 技能(アビリティ):射手B、威圧B、隠密D、木工技師D、料理A、罠設置B、悪路歩方D

加護(ギフト)九十九神(つくもがみ) 技能(アビリティ):人格投与S

能力(スキル):間合い取りA、幸運C、武士B、鑑定B、鍛冶師C、エンチャンターA、精神防御(マインドプロテクト)B、魔具作成A、仕立て師C、調薬A、応急措置B、薬物耐性A、話術C、遠視B

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