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異世界を九十九と一人旅  作者: 書積 詠人
第3章 放浪
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ダンジョン攻略 -中層後半-

「マーキング失敗。そっちに行ったのだ。」

「標的、視認しましたわ。【結界】、逃走経路誘導しますの。」

「今だ。落とし穴、発動。」


数倒す前半から一転、逃げ回る1体を仕留めるルールに変更された。


「捕獲成功。これで止めだ。」


素早い敵をいかに止めるかが問題だったが、


「位置検知、速度減衰。使える(まじな)いがあるのだ。」

「【結界】に閉じ込めるのも手ですわ。」

「いい加減、【罠設置】を育てたい。」


手段はいくらでもあった。


「小さく速い。呪いの印が打てないのだ。」

「空を飛ぶやつに効く罠が思い付かない。」

「わたくしから離れ過ぎると、【結界】が張れませんわ。」


しかし、エリアボスは一味違った。


「キャハハハ。捕まえてご覧なさい。」


妖精だった。

おしゃべりで光る。

目立つのに、捕らえられない。


「休憩!作戦会議!」


俺の言葉に、二人も集まってくる。


「作戦会議?いいよ♪好きなだけやれば。キャハハハ。」


妖精は完全にこっちを舐めている。


(好都合だ。)


俺は二人に作戦を説明する。




「ねぇ、まだぁ。」


妖精は、待ちくたびれている。


(当然だな。丸一日無視したのだから。)


俺は料理したり、手入れをしたり、細工をしたりしていた。

二人は、イチャつければ時間を忘れるらしい。


「もぅ。こっちから行くからね。」


妖精が接近してくる。


(5,4,3,2,1…。)

「結!」


俺の合図に、ホタルは【結界】を展開。

妖精を俺達ごと閉じ込める事に成功。


(まず第一。)


「あまーい。妖精は魔法も使えるのよ♪」


火の魔法が迫ってくるも、俺達の前で消滅する。


「嘘!」

(空っぽの爆破スフィアだ。火属性が来て良かったぜ。)


本来の作戦では、ロビンで相殺の予定だったが、得をした。


(これで第二。)


「妖精。お前は‘飛べない’。」

「え?あ、羽根が!」


【言霊】。要は、暗示だ。

時間や精神力で、いずれ解けてしまう。


(よし、第三。)


暗示が効いているうちに、キョウヤが刺し殺してようやくボスを撃破した。


(フィニッシュ。)


61と刻まれた扉の出現を確認して、俺達は休憩と宝の回収を行う。

能力(スキル)一覧


天職(ジョブ):レンジャー 技能(アビリティ):射手C、威圧B、気配遮断A、木工技師D、料理A(up)、罠設置B(up)、平衡感覚A(up)

加護(ギフト)九十九神(つくもがみ) 技能(アビリティ):人格投与S

能力(スキル):間合い取りA、幸運C、武士C、鑑定B、鍛冶師C、エンチャンターB、精神防御(マインドプロテクト)C、魔具作成A、仕立て師C、調薬B、応急措置B、薬物耐性B、話術C、遠視C(up)

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