ダンジョン攻略 -中層後半-
「マーキング失敗。そっちに行ったのだ。」
「標的、視認しましたわ。【結界】、逃走経路誘導しますの。」
「今だ。落とし穴、発動。」
数倒す前半から一転、逃げ回る1体を仕留めるルールに変更された。
「捕獲成功。これで止めだ。」
素早い敵をいかに止めるかが問題だったが、
「位置検知、速度減衰。使える呪いがあるのだ。」
「【結界】に閉じ込めるのも手ですわ。」
「いい加減、【罠設置】を育てたい。」
手段はいくらでもあった。
「小さく速い。呪いの印が打てないのだ。」
「空を飛ぶやつに効く罠が思い付かない。」
「わたくしから離れ過ぎると、【結界】が張れませんわ。」
しかし、エリアボスは一味違った。
「キャハハハ。捕まえてご覧なさい。」
妖精だった。
おしゃべりで光る。
目立つのに、捕らえられない。
「休憩!作戦会議!」
俺の言葉に、二人も集まってくる。
「作戦会議?いいよ♪好きなだけやれば。キャハハハ。」
妖精は完全にこっちを舐めている。
(好都合だ。)
俺は二人に作戦を説明する。
「ねぇ、まだぁ。」
妖精は、待ちくたびれている。
(当然だな。丸一日無視したのだから。)
俺は料理したり、手入れをしたり、細工をしたりしていた。
二人は、イチャつければ時間を忘れるらしい。
「もぅ。こっちから行くからね。」
妖精が接近してくる。
(5,4,3,2,1…。)
「結!」
俺の合図に、ホタルは【結界】を展開。
妖精を俺達ごと閉じ込める事に成功。
(まず第一。)
「あまーい。妖精は魔法も使えるのよ♪」
火の魔法が迫ってくるも、俺達の前で消滅する。
「嘘!」
(空っぽの爆破スフィアだ。火属性が来て良かったぜ。)
本来の作戦では、ロビンで相殺の予定だったが、得をした。
(これで第二。)
「妖精。お前は‘飛べない’。」
「え?あ、羽根が!」
【言霊】。要は、暗示だ。
時間や精神力で、いずれ解けてしまう。
(よし、第三。)
暗示が効いているうちに、キョウヤが刺し殺してようやくボスを撃破した。
(フィニッシュ。)
61と刻まれた扉の出現を確認して、俺達は休憩と宝の回収を行う。
能力一覧
天職:レンジャー 技能:射手C、威圧B、気配遮断A、木工技師D、料理A(up)、罠設置B(up)、平衡感覚A(up)
加護:九十九神 技能:人格投与S
能力:間合い取りA、幸運C、武士C、鑑定B、鍛冶師C、エンチャンターB、精神防御C、魔具作成A、仕立て師C、調薬B、応急措置B、薬物耐性B、話術C、遠視C(up)




