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異世界を九十九と一人旅  作者: 書積 詠人
第3章 放浪
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20年物ダンジョン

ダンジョン

以前、ユースに教わった通り、何のために誰が作り出したか未だ不明の異空間だ。

中は魔物で溢れ、宝があちこちに眠っている。

そして、ダンジョンは成長する。

宝と言う餌で人を釣り、魔物と言う抗体で人を殺す。

そして、それを吸収するかのように成長し、広く深く中は広がり、宝も魔物も質が高まる。

ゆえに、ダンジョンの難易度は年数で表される。


「おいおい、今バドラって言ったか?」

「オレも聞いた。あの化物ダンジョンに挑むなんて命が要らねぇヤツ、久々に見たわ。」

「あそこのバカップル+1でしょ。自分達ならっていう青い万能感に酔ってるのよ。」

「あそこの宝、取り尽くしてたよな。」

「人が行ける範囲は根こそぎだぜ。」


散々な言われようだ。

だが、二人は気にしていないようだ。

俺の反応だけを見ている。


「20年物……ねぇ。」

「守護者到達は、絶対なのだ。」


俺の呟きに、自信を持ってキョウヤは念を押す。


「俺も命は惜しい。行けるところまでは行く。」


ダンジョンへの興味も出てきた事もあり、挑戦を決意する。


(さて、何が待ち受けるかな?)


決めたのなら、行動は迅速に。

武器の手入れに食料の補充。

そして、何より情報収集を行った。

バドラに挑むと言ったら、皆悲しそうな顔で情報と「命を大事に。」の言葉をくれた。


曰く、

出現した時から、既に強力な仕掛けと魔物に溢れていた。

数多くの犠牲を出しながら、30層まで攻略。

それが10年前、守護者の間には、誰も到達出来なかった。

5年前からは、もはや誰も挑もうとはしなかった。


(聞けば聞くほど、とんでもないダンジョンらしいって事が分かるな。)

能力(スキル)一覧


天職(ジョブ):レンジャー 技能(アビリティ):射手D、威圧C、気配遮断A、木工技師D、料理B、罠設置D、平衡感覚B

加護(ギフト)九十九神(つくもがみ) 技能(アビリティ):人格投与S

能力(スキル):間合い取りB、幸運C、武士C、鑑定B、鍛冶師C、エンチャンターB、精神防御(マインドプロテクト)C、魔具作成A、仕立て師C、調薬B、応急措置C、薬物耐性B、話術C、遠視D

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