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異世界を九十九と一人旅  作者: 書積 詠人
第3章 放浪
34/302

懸念

「やった!勝った。」

「お見事でございます。」


あれから、襲いかかってくる魔物は全てユウシの手により撃退されている。

ケットさんは、俺やユウシに世間話を出来るぐらいには、安心している。

加えて、彼の娘シャラはすっかりユウシになついている。


(初対面の時は、父親から絶対離れなかったが。今はユウシにべったり。)


魔物を蹴散らす強さは、確かに惹き付けるだろう。


(だが、少し気になる。)


シャラに見守られながら、稽古をするユウシに俺は危機感を感じている。


(黒。お前をあいつに送ろうと思う。)

(銀が認めるほどの武人。異存は、実はあるのです。)

(やはりか。)


銀と同じ日に、同じ龍を素材に打った剣、黒も何かを感じていた。


(この不安、なんだ?)


その正体は、すぐ分かってしまった。




「ぼくは強い。ぼくより強い奴なんていない。」

「その通りです、我が主。」

「頑張って!ユウシ様!」


いつものように魔物と戦う。

シャラの声援もあり、魔物相手に優勢に立ち回る。


(これだ。ビクオドからの揺り返し。)


強さを得た傲慢。

それが最近感じていた懸念だった。


(だが、順調そうだ。説教は後だな。)

(大変だ、リーダー。早く加勢して下さい。)

(どうした、リブラ?)

(あの魔物は、アンガーコクーン。あの姿は、偽りです。)


その忠告と同時に、魔物は変貌。

ユウシを弾き飛ばした。

ユウシ君は、ハーレムの素質があります。

早速、猫の少女と仲良くなりました。



能力(スキル)一覧


変化なし

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