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異世界を九十九と一人旅  作者: 書積 詠人
第3章 放浪
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小さな護衛

「え?えぇぇ!」

「驚いている暇はない。来るぞ。」


少年は、銀を手に慌てていたが、意識を切り替え魔物と向き合う。

その動きは、先ほどまでとはうってかわって、しなやかなものだ。


「どうなっているのですか?防戦一方だったのが、あの強さ。」

「少年はどうやら、大剣ではなく片手剣に適性があるようです。」


加えて相手の魔物は、ハイオーク。

ゴブリン同様群れを作るオーク種が1体でいるのは、群れのボスに挑み敗れた、はぐれオスのみ。

己の力を過信する奴だ。

真に強いオークは、後釜を狙い牙を磨ぐに留める。


(リブラの知識の受け売りだがな。)


観戦しながら、魔物について説明する。

その頃には、戦闘は終了。

少年の勝利だ。




「ぼっ、ぼくは、坂…、ユウシ・サカバ…です。」


「剣あっありがとうござっいました。」

どもりながら、少年…ユウシは銀を返そうとする。


「俺は、ガイ・アイオイ。その剣、銀は今日からお前の物だ。」

「え?あっ、ありがとう…ございます…。」

(ビクビクする奴だな。)


まるでいじめている気分になってくる。


「あのっ、それで…、喋る剣って、珍しいですね。」

「当然です。我ら九十九神は、創造主により作られし物。この世に2つと同じ物はないのです。新しい主よ。」


ユウシは、銀に気に入られたようだ。


「ガイさん。ガイさんって、強いですか?」

「いや、あま…

「創造主は、武にも秀でたお方。優秀な戦士なのです。」


俺の言葉を遮り、銀は俺を持ち上げる。


(所有者が変わったからか?俺の言う事をあまり聞いていない。)


次の発言は、予想がついた。

「ぼくに稽古をつけて欲しい。」と。

能力(スキル)一覧


変化なし

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