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異世界を九十九と一人旅  作者: 書積 詠人
第14章 世界を賭けて
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後継内定

「女神様、後継者の話お受けします。ただし、いくつか条件があります。」

「そうですか!それで、条件とは?」

「一つは後を継ぐのは、俺が人生を完遂した後である事。そして、もう一つ。ステラを人間にする事です。」


俺の提示した条件に、周りは驚き戸惑う。


「一個目は良いとして、二個目は可能なのか!?」

「人間になったらステラ、どうなるの?」

「さあ、女神様。この条件、受けられますか?」


俺の問いに対し、女神は


「はい。では早速。」


と、至極あっさりとやってのけた。


「ステラ?気分はどうだ?」


見た目に変化は見られない。

ステラは自分の体を見て、俺を見て、


「ガイ!」


俺に飛び込んできた。


「ステラ?」

「私……、私。暖かい!風を土を、あなたを感じられる!」


今までと違う、しかしまさに人間らしいステラに、俺は思わず抱きしめる。


「ゴホン。良いかしら?」


女神の咳払いに、慌てて離れる俺とステラ。

ニヤニヤ笑いが俺達を囲んでいた。


「人間になった事で、傷つきも死にもする脆い体になりました。気を付けて生活を送って下さい。また、ガイさんのプレートは完全に消失しました。そのものだった物が人になったのだから当然です。」


女神は呆れのため息と共に、ステラについて説明をする。


「その代わりとして、【能力把握】と【世界理解】の能力(スキル)をつけました。内容はプレートの機能と全く同じですからすぐ慣れるでしょう。当然、呼べば側に、なんて事はもう出来ません。他にもいくつもの不便があなた達を襲うでしょう。」


そして、


「それでも二人寄り添い、人の生を遂げて下さい。」

「「はい。」」

「では、帰還者について決まったら連絡を下さいな。願えば、私に届きます。」


笑みを浮かべて俺達を祝福する。

女神は……、いや義母はこれで地上でする事を全て終えて神の座へと帰っていった。


「ガイ!ステラ!」

「見せつけやがって!この野郎!」

「あらあら。伴侶ができましたね。」

「神の娘とか。どこにも縛られず、それでいて最高の血統じゃねぇか!」

「世界中のどのgirlも太刀打ち出来ないわね。」


皆に祝福されながら、弄られまくる俺達。

ちょっと鬱陶しいと思いつつも、少し嬉しかったりする。


「よし!この事を下にも知らせよう!ガイに婚約者が出現だ!」

「あ!待て!」


ギルベルトの動きは迅速だった。

あっという間に下に移動し、話を一気に広めてしまった。


「何!ガイに婚約者!」

「神の娘って、本当か!?」

「今回の戦いを制した褒美だとよ。」

「おまけに、死後女神様の後継ぎになるんだとよ。」

「あの人もちゃんと人間なんだな。」


……これまで俺の事を人間じゃないと思っていた人も多かった。

能力(スキル)一覧


天職(ジョブ)根源(アルティメット) ザ・クリエイター 技能(アビリティ):創造C

加護(ギフト)九十九神(つくもがみ) 技能(アビリティ):人格投与S、擬人化S、具象化S

能力(スキル):神算鬼謀A、 神の寵児B、 縦横無尽B、武士S(max)、射手S(max)、覇気A、隠密A、罠師D、エンチャンターS(max)、鋼の心S(max)、応急措置S(max)、薬物耐性A、千里眼B、漁師D、教師D

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