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異世界を九十九と一人旅  作者: 書積 詠人
第3章 放浪
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一触即発

「魔法の扱いに特化って感じですか。」

「それ以外、何も出来ないって言いたいの?」

「違うのですか?」

「むっ、じゃああんたは何が出来るって言うの?」

(さて、どうするか。)


相手は、敵になるか味方になるか不明。

どのレベルまで開示するかで、これからが変わる。


(相手に合わせるか。)


つまり、加護(ギフト)天職(ジョブ)のみを教える。


天職(ジョブ)は、レンジャー。戦隊じゃなく、山林サバイバルの方。加護(ギフト)は、九十九神。道具に心が宿る。」

「九十九神!なんかショボいわね。」


その発言に流石にイラッとする。

文句を言おうとする前に、


「私達を愚弄するのか!上等だ。切り捨てる。」

「え?この声どこから?」


ザンキの方が先にキレたようだ。

お陰でこっちは頭が冷えた。


(まだまだ修行が足りないな。【精神防御(マインドプロテクト)】。)

「主君。出してくれ。主君の力を思い知らせる。」

「待つッスよ、ザンキ。ご主人を守る我ら“具足衆”が争いを起こしてどうするッス。」

「うっ、確かに。」

「「ご主人が倒すと決めた奴、ご主人に危害を加える奴。そいつを倒すのが役目だ。」って言ったのはお前ッス。」

「……。」

「ほら、ヨイチも「決めるのは、主。」って言ってるッス。しっかりして欲しいッス、筆頭。」


いつの間にそんな会話が行われたのだろう。


「ちょっと、無視しないでよ。」

(忘れてた。)


冷静になったところで、説明をする。


「この声は、俺の九十九神の物だ。この中に入っているし、このバッグそのものもそうだ。」

「あれ?言葉遣い…。」

「加えて、優秀で忠実。俺の手で作り出した道具に女神の加護(ギフト)が宿るんだからな。」


淡々と言って睨み付けると、この場を去る。

早く町に着きたくなった。

主人公の周りは、いつもの賑やかです。




能力(スキル)一覧


変化なし

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