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異世界を九十九と一人旅  作者: 書積 詠人
第10章 目覚め
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チーター魔法使い

唖然とする居残り組を屋敷の奴らに任せ、俺は攻略組を連れて、百年超え(オーバーハンドレット)にやって来た訳だが……。


「なあ。あいつ一人で十分なんじゃないか?」


ショウがポツリと呟く。

視線の先では……、


「今や、アリス!いてもうたれ!」

「うん。これがあたしの必殺魔法!」


アリスが魔物の大群を相手に無双していた。


「大・勝・利!」

「アリスティア。ちょっと待て。」


俺は略さずにアリスに呼び掛ける。


「一人で先に行きすぎだ。お前だけの修行じゃないんだ。後、倒すならもっとスマートにやれ。素材が取れない。」

「うるさいな、討伐証明部位はちゃんと残しているでしょ。」


自重を促すものの、取り合おうとしない。


(前から調子に乗るやつだったが、独善ではなかったはず。)

「喧嘩すんな、暑苦しい。何でてめえはそんなに元気なんだよ?」


スノーがアリスに近付きつつ、不平をもらす。


「涼し!なんだよ、これ!おいこら、アリス。説明しろ!」

「クールヴェール。熱気を抑える魔法よ。」

「アリスはホンマに器用やな。」


自信満々に語るアリス。

全員が「自分にもかけろ」と迫ったのは、言うまでもない。

俺を含めて。




「アリス様の魔法のおかげで、動きやすくなりましたわ。」

「こんな魔法を独り占めしやがって。ダンジョンじゃなかったらシメテたぜ。」

「うう。確かにあたしの魔力は無限だけどさ。一度に発動出来る魔法には制限があるのよ、集中力的に。」


アリスはクールヴェールの個別発動でキャパシティがギリギリ。

しかし、全員のパフォーマンスが向上して事によって、攻略の進みは快調。


「絶好調じゃないか!ガッハッハ。」

「油断大敵ですよ。ダンジョンの中は、何が起きても不思議じゃないんですから。」

「あーぁ。あたしも戦闘に参加したい。」


約一名がブツブツしながら、歩を進める。


「暇なら勉強してろ。根源(アルティメット)に至る為に必要なんだろう?」

「異世界の、しかもダンジョンの中で、何で物理と化学を勉強しなきゃならないのよ!」

(不機嫌の理由はこれか。)


単に勉強が嫌いなだけのようだ。


「大丈夫。わたしが教える。」

「わっ、どっから現れたの!」


ステラの突然の登場に、アリスのみならず全員の動きが止まる。


「あ、そっか。元々はガイのプレート。ガイの居る所、出たり消えたり出来るんだ。」


アリスの事はステラに任せ、ダンジョンの奥地に向かい続ける。

能力(スキル)一覧


天職(ジョブ):豪商 技能(アビリティ):看破B、 交渉術B、 黄金率B、 量産A、 計算C

加護(ギフト)九十九神(つくもがみ) 技能(アビリティ):人格投与S、擬人化S、具象化S

能力(スキル):縮地D、幸運A、武士A、射手A、覇気C、隠密C、木工技師B、料理A、罠設置B、悪路歩方C、鍛冶師B、エンチャンターS(max)、精神防御(マインドプロテクト)A、魔具師A、仕立て師B、薬師D、応急措置B、薬物耐性A、千里眼D、漁師D、解体B、教育D

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