秘密の相棒
約束の製作アイテムも、残り三人分。
(能力向上の為に、全員分一人で作ったからな。さすがに疲れた。)
“エージェント”ジョシュア・ジェイム。
「手帳の九十九神レコ。リブラやラニと同類だ。一語一句記録する。」
「ペンは剣よりも強し!野次馬上等!私を止められるものなら、止めてみやがれ!」
「ちょっとnoisyだけど、thanks.」
“医師”スノー・ホワイト。
「ナイフの九十九神クリーレン。メス代わりに使ってくれ。」
「さあドクター。共に人々の生病老死を安らぎに導きましょう。」
「貰っといてやるがよ。ぜってぇオレと性格が合わねぇよ、コイツ。」
“魔法少女”アリスティア・エメロード・エルダーウッド
「ちょっと!なんであたしのはぬいぐるみなのよ!」
「トンデモ魔法使いにくれてやるアイテムが思い付かなかったんだ。だから使い魔。魔法少女ぽいだろ。」
「でもこれ、インキュ…」
「モデルは架空の生物シロネコウサギだ。名前はケーベェ。」
「なんや。ワイの役目はこのお嬢の世話かいな。」
「中身はケロ……。ごほん、ケーベェ。(ゴニョゴニョ)って言って。」
「なんや? ワイと契約して魔法少女になってんか?」
意外と満足そうだった。
「皆、似合っているよ。」
「「「「きゃ~♪」」」」
「逆刃刀良いな。カッコいい。」
「嬉しいのだ。」
「ホタル様。秘密の会話って楽しいです。」
「その通りですわ。でも、やり過ぎてはいけませんよ。」
「あたしって、そんなにバカ?」
「オレに聞くな。」
貰った武具道具を見せ合いながら、談笑する一同。
「さあ、レコ。早速interviewよ。まずは勿論……。」
「俺か。その前に、オフレコで言っておく事がある。組合にも国にすらも言っていない秘密だ。」
談笑が止み、視線が集まる。
「ステラ。」
「ええ。」
何もないところに突如現れたステラに驚く一同。
「誰?この美人。」
「どっから現れた?」
「あれ?会った事がある……ような?」
それぞれが反応を示し、
「初めまして、プレートの九十九神ステラ。以後よろしく。」
その正体に言葉を失う。
「プレートって……、来訪者だけに見える特権能力の一つ……ですよね。」
「そうだ。彼女は、まさにそのプレートだ。」
ようやく言葉を絞り出したリマナさんに、あっさり返す俺だった。
能力一覧
天職:豪商 技能:看破B、 交渉術B、 黄金率B、 量産A、 計算C
加護:九十九神 技能:人格投与S、擬人化S、具象化S
能力:縮地D、幸運A、武士A、射手A、覇気C、隠密C、木工技師B、料理A、罠設置B、悪路歩方C、鍛冶師B、エンチャンターS(max)、精神防御A、魔具師A、仕立て師B、薬師D、応急措置B、薬物耐性A、千里眼D、漁師D、解体B、教育D




