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異世界を九十九と一人旅  作者: 書積 詠人
第8章 社会活動
184/302

家政班と招かれざる客

天空城を発ってしばらく。

俺は自宅に帰って来た……ら、


「御館様~、侵入者~。」


留守中に押し入った奴がいた。


「ザンキ、ロビン、ヨイチ。捕らえて来い。」


“具足衆”に指示を出し、俺もゴテンの中を廻る。




農場では、


「硬ぇ、この案山子!」

「害獣にも不埒者にも負けぬ丈夫な鋼の体だ。硬いのは当たり前。」


カカシを振り回すオズ。

それはもはや鈍器と化していた。


「ぎゃーーー!虎が!熊が!猪が!」

「こらーー!待ちやがれー!」


その向こうでは、キンコジ率いる猛獣軍団が、侵入者を追い立てている。

その様子に、見ているこっちが可哀想になってくる。




屋内では、


「お掃除します。」


ビカがモップを手に獅子奮迅の大活躍。

侵入者を次々気絶させていく。

他にも、タタラの金槌で目一杯殴られる奴。

トラットリアの包丁捌きを前に、身ぐるみを斬り剥がされる奴。

と、次々無残な姿を晒していく。


(ザンキ達、要らなかったな。)




捕らえた侵入者は、まとめて縛り集めた。


「話す必要は無い。勝手に調べるから。」


【看破】スキルを応用すれば、どこからでも情報は取れる。


「なるほど。シャッガイの冒険者か。依頼主は……、教会か。」


内容は、「来訪者(トラベラー)ガイ邸の調査」。

情報一つにいくら、って具合に報酬が出るようだ。


「神を敬わぬ愚か者めが。」

「その愚か者に負けた人に言われてもな。」


冒険者の捨て台詞を受け流し、彼らを敷地の外に引っ張って行く。


「ほらよ、お前達の武器と防具だ。応急処置しかしていないから、帰るまで無茶するなよ。」


冒険者達はしぶしぶといった具合に装備を手に取る。


「次来る奴からは命取るって、伝えるように。」


転移系魔法の使い手がいたのか、ばっと消える冒険者達。


「しかし、留守を狙って来るとはな。戦闘担当抜きで防衛出来る事が分かって良かった。」


激しい戦いだったようで、九十九神達も結構負傷していた。

能力(スキル)一覧


天職(ジョブ):豪商 技能(アビリティ):看破B、 交渉術C、 黄金率B、 量産B、 計算C

加護(ギフト)九十九神(つくもがみ) 技能(アビリティ):人格投与S、擬人化S、具象化S

能力(スキル):縮地D、幸運A、武士A、射手A、覇気C、隠密D、木工技師B、料理A、罠設置B、悪路歩方C、鍛冶師C、エンチャンターS(max)、精神防御(マインドプロテクト)A、魔具師C、仕立て師C、薬師D、応急措置B、薬物耐性A、千里眼D、漁師D、解体B

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