天龍落とし -開戦-
「ようやく出てきおったな、翼なき者どもが。空は貴様らごときがいていい場所ではないわ!」
結局、俺達は天龍に挑む事になった。
作戦は、完全に俺に一任。
(まったく、面倒な。)
傲慢な龍は、隠匿を解除したら色々喋って来ると思っていたら、案の定。
これで、各員の準備が間に合う。
俺はそれまで龍の相手だ。
「では、落としてやろう。仮に死んでも、報いとして受け入れろ!」
「落ちるのは、お前の方だ。天龍!」
ジャルに乗り、龍に向かう。
生兵法は怪我の元。
そんな言葉がある。
「俺に戦況の先読みとか期待するな。俺に出来る事は、精々役割を割り振るだけだ。」
作戦立案を任された時に、一番に言った言葉だ。
「一薙ぎにしてやろう。」
「させない!」
横薙ぎに迫る龍の尾を、エアボード上のユウシが二刀で受け止める。
「ユウシはガーディアンだったな。龍の物理攻撃の防御、あるいは、払いを任せる。一番敵に近い位置になる。出来るな。」
「はい!」
「小癪な。だが、その程度の守り、打ち砕いてくれる!」
「守りを打ち砕くのは、俺様だ!」
タケル渾身の拳が龍の鱗を貫通し、ダメージを与える。
「タケルはとにかく殴れ。エアボードをやるから、ヒット&アウェイで殴り続けろ。」
「シンプルで分かりやすいぜ。任せろ!ガッハッハ。」
「おのれ……。そんなに怒らせたいか!ならば、その大事そうな浮遊物。我が必殺のブレスで撃ち落としてくれるわ!!」
「結界を展開致しますわ!衝撃に備えて下さいませ。」
城の端に立つホタルの防御結界が、強烈なドラゴンブレスを防ぎきる。
「龍を倒しても、城が落ちては意味がない。物理は飛行班がなんとかするとして、問題はブレスだ。」
「分かりましたわ。わたくしの結界で防いで見せますわ!」
出だしは好調。
能力一覧
天職:豪商 技能:看破B、 交渉術C、 黄金率B、 量産B、 計算D
加護:九十九神 技能:人格投与S、擬人化S、具象化S
能力:縮地D、幸運A、武士A、射手A、覇気D、隠密D、木工技師B、料理A、罠設置B、悪路歩方C、鍛冶師C、エンチャンターS(max)、精神防御B、魔具師C、仕立て師C、薬師D、応急措置B、薬物耐性A、千里眼D、漁師D、解体B




