ドラゴン
「ここで龍についておさらいです。この世界の龍種は大きく分けて三種あります。地龍、天龍、そして、水龍。」
リブラが唐突に語り出す。
「地龍は、地を這う龍。野生に生き、本能のままに行動します。一部の草食種は、人に飼われたりしています。敵として、足として、人に最も身近な龍と言えるでしょう。」
「ぼくも以前、五体ぐらい倒しました。」
他にも、倒した覚えのあるやつがチラホラ。
「天龍は、空を行く龍。言葉を扱い、理性も感情もあります。性格は、基本傲慢。気に入らない物は破壊します。その強さは、もはや天災。逃げ隠れして、諦めるのを待つが吉です。」
「but. 今回は、そうも言えないわ。」
居場所を守る為に、抵抗はやむなし。
「最後の水龍は、水を渡る龍。目撃情報が圧倒的に少ない神秘の龍です。その数少ない目撃談から、人の踏み込まぬ秘境に住み、高い知性を有していると言います。目撃者曰く、刃を向けるのも畏れ多い、と。」
「前二つとえらい違いね。会ってみたいな、あたし。」
アリスは軽く無謀な事を言う。
「見た目はそれぞれ、リーダー達の世界で言う所の、恐竜、西洋龍、東洋龍と言った具合でしょうか。生態や脅威度等から、亜龍、龍、真龍と分類する学者もいるようです。」
「要は、今近づいて来る敵は危険だと言いたいんだろ。」
為になる話ではあったが、今する話ではない。
「おい、今どの辺?ミックリーハ上空?なら多少暴れても問題無いな!ガッハッハ。」
(自国の近くに災害を呼び寄せて、よく笑えるな。)
天龍の関心がマシボノに向かう事を、一切気にしていない様子だった。
能力一覧
天職:豪商 技能:看破B、 交渉術C、 黄金率B、 量産B、 計算D
加護:九十九神 技能:人格投与S、擬人化S、具象化S
能力:縮地D、幸運A、武士A、射手A、覇気D、隠密D、木工技師B、料理A、罠設置B、悪路歩方C、鍛冶師C、エンチャンターS(max)、精神防御B、魔具師C、仕立て師C、薬師D、応急措置B、薬物耐性A、千里眼D、漁師D、解体B




