来訪者ミーティング
『ガッハッハ。シャッガイに喧嘩を売ったんだってな!』
『売られる事はあったけど、ガイの方から売るなんてどうしたのさ?』
俺と聖女が対立した事は、即刻世の中に広まった。
新聞が大々的に報じているのが、理由の一つだ。
「決定的に相容れないだけだ。俺を無視して住み別けるなら、何もするつもりはなかった。」
『でも、面白そうじゃん。バトルになったら呼びなさいよ!』
「いや。事が起きたら、俺だけで片付ける。」
『はぁ?てめえ、何考えてやがる。相手は国、宗教だぞ。』
早速連絡を寄越してくる彼らには、一応感謝している。
『兄貴に限って万一はないと思うけど、何かあったらすぐ教えて下さい!ぼくは、兄貴より強くなったんだから。』
『もしや、面倒事を一手に引き受け、このわたし達を守ろうと思っているのではないかね?』
『宗教は根深いデス。油断は大敵デス。』
(別に一人で全部解決しようと思っている訳ではない。一人で解決出来そうだからするだけだ。)
俺が万能ではない事を、俺は熟知している。
『ジェシー様?話に入ってきませんが、どうかなさいましたの?』
ホタルの発言で、ジェシーの口数がいつもより少ない事にようやく気付く。
『oh,sorry. 少し考え事よ。』
『あのジェシーさんが考え込むなんて。そんなに重大な問題が起こってるのですか?』
俺を含め、全員が黙ってしまう。
『all light. お話するわ。そのためにも、皆にはある場所に来て欲しいの。』
ジェシーが言ったのは、ロイツのクレーターだった。
『そのpointは、待ち合わせ場所よ。そこにtravelerだけで集まって。』
『ふむ。来訪者だけか。すまないがユウシ。連れを預けても構わないかね。』
『はい。大丈夫です。面識ありますし。』
「で、本来の行き先は?」
ジェシーは少し渋ると、宣言する。
『secret village. 世間で言うところの「あの里」よ。』
能力一覧
天職:豪商 技能:看破B、 交渉術C、 黄金率B、 量産B、 計算D
加護:九十九神 技能:人格投与S、擬人化S、具象化S
能力:縮地D、幸運A、武士A、射手A、覇気D、隠密D、木工技師B、料理A、罠設置B、悪路歩方C、鍛冶師C、エンチャンターS(max)、精神防御B、魔具師C、仕立て師C、薬師D、応急措置B、薬物耐性A、千里眼D、漁師D、解体B




