動き出すシャッガイ
200話目に突入です。
事態が大きく動きだしますが、最終章ではありません。
これからもお付き合い下さると幸いです。
ユウシの女達は、思い思いにこの一時を過ごしている。
「そう言えば、兄貴の所には来ました?シャッガイからの勧誘。」
「勧誘?」
一年前に布教をされたが、どうやらそれとは違うようだ。
「聖女を名乗る来訪者自ら、仲間を探しています。僕は当然断りましたが。」
「あの女でしょ。わたしなんか嫌い、あんな女。」
「あたしはどちらかと言うと、付き人の男の方がいや。「亜人は人に非ず。」って言い切ったのよ。」
随分と嫌われたようだ。
「その時のユウシ様、かっこよかったわ。「僕は仲間を見捨てるくらいなら、貴女達の敵になります。」」
「やめてよ、恥ずかしい。……とにかく、高圧的ですので気を付けて。」
装備の強化はその日の内に終了。
持ち主に返還した。
「ガラティーンに光、アロンダイトに闇属性を追加した。有効活用してくれ。」
「分かりました。色々ありがとうございます。」
適性属性が光と闇。
ユウシの勇者化は、ますます進行しているようだ。
件の聖女は、その翌日現れた。
(ゴテンが客だと騒ぐから来てみれば……。)
「突然の訪問、失礼します。私はメアリー・ニコラウス。聖シャッガイ国に属する来訪者です。」
律儀にもプレートを見せてくる。
これで来訪者である事は確定した。
「いつまで立ち話をさせるつもりだ。こちらから態々(わざわざ)出向いてやったのだ。さっさと応接室にでも案内しないか。」
こっちが話に聞いた高圧的な付き人らしい。
(名乗りもせず、いきなり上から目線。よくもまぁ聖女の付き人に選ばれたものだ。)
勿論口には出さない。
何事も無かったかのように、二人を案内する。
能力一覧
天職:豪商 技能:看破B、 交渉術C、 黄金率B、 量産B、 計算D
加護:九十九神 技能:人格投与S、擬人化S、具象化S
能力:縮地D、幸運A、武士A、射手A、覇気D、隠密D、木工技師B、料理A、罠設置B、悪路歩方C、鍛冶師C、エンチャンターS(max)、精神防御B、魔具師C、仕立て師C、薬師D、応急措置B、薬物耐性A、千里眼D、漁師D、解体B




