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異世界を九十九と一人旅  作者: 書積 詠人
第8章 社会活動
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大攻略大会

「諸君、よく集まってくれた。」


某日、ヴァーキナ某所。

ここに出現したダンジョンが町に近く、かつ攻略困難と言う事で、組合を通して呼び出された。


(絶対参加と言う訳ではないが、気分転換変わりに良いか。)


前方では、組合の職員が今更な説明や注意をしている。

周りにいるのは、皆見覚えのある実力者ばかり。


「では、諸君らの健闘を祈る。攻略開始!」


気の早い奴らが我先にダンジョンに飛び込む。

俺は腰掛ける場所を探し、その様子を眺めている。


「あれ?兄貴じゃないですか。」


ユウシパーティも参加していたようだ。

この一年の成長で、ユウシも外見でナメられない程度には大きくなった。


「よう、久しぶり。Sランクになったんだってな。」

「まだまだですよ。兄貴も参加していたんですね。」


ユウシに続いて、パーティの女の子達が挨拶してくる。

挨拶を返していくと、


「お久しぶりです、ガイさん。覚えていますか?」


と、猫の獣人女子が言う。


「ほら、シャラですよ。兄貴と初めて会った時の。」

「えっと、あ……ああ。猫獣人の行商親子。」

「一年間頑張って、ユウシ様のお側に居られるだけの冒険者になったんです!」


別れ際に泣いて困らせる少女は、もういなかった。




「俺はA-ランクだからな。一応お呼びがかかっただけだ。」

「またまた。兄貴はいっつも謙虚。」


ユウシ達に同行してダンジョンを進む。

10年物だと言うが、A以上が押し掛けたせいか、中は静かだ。


「で!挑んだんですか?百年超え(オーバーハンドレット)。」


声を落として訊いてくる。

そんな気遣いが出来るぐらい内面も成長しているようだ。


「挑んだよ。そして、逃げ帰って来た。」


準備不足に実力不足。

命綱だけは念入りに、何パターンも用意していたため、命だけは助かった。


「百年超えは、どれもこれも地獄のようだった。」


手ぶらで帰るのもシャクだったので、入口付近の素材だけは採取したが。

その成果が、懐中時計だったり首輪だったりだ。

能力(スキル)一覧


天職(ジョブ):豪商 技能(アビリティ):看破B、 交渉術C、 黄金率B、 量産B、 計算D

加護(ギフト)九十九神(つくもがみ) 技能(アビリティ):人格投与S、擬人化S、具象化S

能力(スキル):縮地D、幸運A、武士A、射手A、覇気D、隠密D、木工技師B、料理A、罠設置B、悪路歩方C、鍛冶師C、エンチャンターS(max)、精神防御(マインドプロテクト)B、魔具師C、仕立て師C、薬師D、応急措置B、薬物耐性A、千里眼D、漁師D、解体B

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