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異世界を九十九と一人旅  作者: 書積 詠人
第7章 王都
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サイアと百年超え

「実は、侯爵さえ良ければ欲しい物があります。」


縁談を断っておいて図々しい話ではあるが、俺はそう切り出す。


「何かね?やっぱり娘が欲しいと!」


それは重ねて謝辞し、


百年超え(オーバーハンドレット)ダンジョンの所在とその挑戦権です。」

「なぜそれを!」


百年超え

その名の通り、出現してから百年以上経過したダンジョンの総称である。


「サイア家は、冒険者が貴族の位を得たのが起こり。代々有能な冒険者を多数排出し、ダンジョンの調査や管理をしているそうですね」

「そこまで知っているのか。だがな……。」


百年超えは正に地獄。

踏み入る者に逃げ場など存在しない。

……らしい。


「俺の実力はご存知のはず。それに、これだけの来訪者(トラベラー)と交流があります。」

「なるほど。パーティを組んで……か。」


納得の説得力で、俺は情報を手に入れた。


(近いうちに、様子を見に行こう。)


行って帰るだけなら、なんとかなるはずだ。




話し合いも無事終了。

想像以上の収入に、俺は満足しながら会場を廻る。


「お姉さまが本物に義姉様になるなんて夢みたい!ギル兄様、ちゃんとお姉さまを護ってください。」

「当たり前だとも。我が名の"ベー"に誓って、アンジェリカは護り通す!」

「"ベー"?」


思わず口に出してしまった。


「おぉ、ガイか。」


話しを聞くと、サイア家に産まれた者は必ず"ベー"つまりB(第二の文字)から始めるミドルネームをつけられるらしい。


「自分を二番目に置き、自らの主に生涯の忠誠を誓え……と、言う習わしなのさ。」


ギルベルトは、誇らしげに言う。


「そうか。」


としか言えなかった。

能力(スキル)一覧


天職(ジョブ):豪商 技能(アビリティ):鑑定A、話術B、黄金率C、量産B、暗算D

加護(ギフト)九十九神(つくもがみ) 技能(アビリティ):人格投与S、擬人化S、具象化S

能力(スキル):縮地D、幸運A、武士A、射手A、覇気D、隠密D、木工技師B、料理A、罠設置B、悪路歩方C、鍛冶師C、エンチャンターS(max)、精神防御(マインドプロテクト)B、魔具師D、仕立て師C、薬師D、応急措置B、薬物耐性A、千里眼D、漁師D、解体B

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