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異世界を九十九と一人旅  作者: 書積 詠人
第7章 王都
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騒々しき宴

主催者である俺の挨拶もそこそこに、会を始めた。

立食式にしていて、それぞれが思い思いに話し、食べ、騒いでいる。


「wow! 本物の合法ロリね。so cute!!」

「うるさい。まだ合法じゃねぇ!」

「えぇ!今いくつ?てか、何?その格好。」

「師匠の趣味だ。それより、お前に格好云々言われたくねぇぞ。」


「はじめまして、ロイツ族長の皆様、マシボノのタケル王。私はヴァーキナの後継者、アンジェリカと申します。」

「堅苦しい話は無しにしよーぜ。俺様は成り上がりだからな、礼儀はよく分からん。」

「私達ロイツ一同は、ヴァーキナ、マシボノ両国と友好な付き合いを希望しています。」


「キョウヤ。はい、あーん。」


「ユウシ様、わたしにもあれを!」

「ずるい!あたしにも!」

「ちょっ、ちょっと待って!順番。ねっ?」


あちらこちらで賑やかに時が流れている。

その中で、サイア侯爵が近付いてくる。


「主役の君がこんな所で黄昏れていて良いのかね?」

「主役と言っても、主催の仕事がありますから。」


「ほう。聖徳太子で、調停官かね。」

「シャーロック・ホームズはジブンでも知ってマス。とても有名な名探偵デス。」


「ここの料理全種制覇するわよ。ついてらっしゃい!」

「待ってください、ルキさん。」

「ルキもアイファも、慌てなくたって逃げたりしないよ。」


「ゲストに楽しんで貰い、無事に帰るまでが仕事ですよ。」

「真面目だねぇ。」


侯爵は、静かに苦笑する。


「そうそう、働きに見合うだけの報酬を組合に預けておいた。受け取ってくれ。」

「ありがとうございます。」

「お礼はこちらのセリフだよ。しかし、金銭だけでは味気なくてな。娘もやろうかと思っているのだが、どうだ?」


好意から来る提案だろうが、俺は乗り気じゃない。


「すみませんが、恋人や妻として見る事は出来ませんね。今後とも友人として付き合わせて頂きます。」


始めからこの答えを予想していたのだろう。

少し残念そうだが、納得した様子だ。

能力(スキル)一覧


天職(ジョブ):豪商 技能(アビリティ):鑑定A、話術B、黄金率C、量産B、暗算D

加護(ギフト)九十九神(つくもがみ) 技能(アビリティ):人格投与S、擬人化S、具象化S

能力(スキル):縮地D、幸運A、武士A、射手A、覇気D、隠密D、木工技師B、料理A、罠設置B、悪路歩方C、鍛冶師C、エンチャンターS(max)、精神防御(マインドプロテクト)B、魔具師D、仕立て師C、薬師D、応急措置B、薬物耐性A、千里眼D、漁師D、解体B

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