爆弾魔
二発目を放とうとする男の前に立ちはだかる。
「お!やあやあ。こんな辺鄙な所にも同輩がいたのですね。」
爆発事件を引き起こしたとは思えないフレンドリーさだった。
「今、私は大事な仕事の最中でね。そこをどいてくれないかね?」
「仕事とはなんだ?」
訊くと、あっさり教えてくれた。
「愚かなる亜人に鉄槌を下すのだ。偉大なる女神に変わり、私は裁きを与えるためにわざわざ来たのだ。」
(クリシャナ教とやらの信者か。面倒な事になった。)
「さあ!分かったらそこをどくんだ。」
「断る。」
爆弾魔の態度はこれで一変する。
「フフフフ。そうか。女神に逆らう愚か者なのだな。」
敵意むき出しになった爆弾魔を見ながら、俺はスノーに指示を出す。
「族長達に避難を要請。足止めしてるから腕利きを集めてこい。」
「わ、分かった。任せろ。」
客達はすでに逃げており、これで爆弾魔と一対一。
「さあ!断罪の刃を受け入れなさい!」
「断る。」
爆弾魔は予想通り爆発系の魔法使いだった。
(魔力球を投げつけるタイプか。少し楽になったな。)
回避は俺の得意とするところ。
ロビンを使えば、相殺や反撃も可能だろう。
(余裕があるうちは、情報収集といくか。)
「どうしました?大口叩いておいて手も足も出ませんか?」
都合が良い事に、相手は油断している。
増援が来るまで楽出来そうだ。
能力一覧
天職:レンジャー 技能:射手A、覇気D、隠密D、木工技師B、料理A、罠設置B、悪路歩方C
加護:九十九神 技能:人格投与S、擬人化S、具象化S
能力:縮地D、幸運A、武士A、鑑定A、鍛冶師C、エンチャンターS(max)、精神防御B、魔具師D、仕立て師C、薬師D、応急措置B、薬物耐性A、話術B、千里眼D、黄金率C、漁師D、解体B、量産B




