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異世界を九十九と一人旅  作者: 書積 詠人
第6章 亜人の国
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最終日と混乱

円卓会議は順調に進み、最終日を迎えた。


「お兄さん。こっちこっち。」

「早く来いよ、兄ちゃん。」


俺はテッド達と屋台を回っていた。


「いたいけな子供五人分。勿論奢ってくれるよな。」


ちゃっかりスノーも輪に入ってくる。


(安くないんだがな。)


結局、あれこれ買わされた。

遠慮など一切なかった。





子供達と解散して、道を行く。

ついて来たがったが、何とか言い聞かせた。


(【話術】まで使う事になるとはな。)


そうして一人…、


「さて、いよいよだ。いよいよ。フフフフ…。」


尾行している。

あからさまに挙動不審な男だ。


(単なる酔っぱらいだと良いんだが。)


怪しく笑いながら、徐々に大会議場に近付いて行く。

道行く人々は当然避けて通る。


「おい、なにやってんだ?」


後ろから聞こえてきたのは、スノーのがさつな声だ。

尾行している俺をつけて来たようだ。


「あそこに怪しいやつがいるだろ。あいつを尾行中だ。」

「あいつか?確かに精神状態がおかしいな。」


断言するスノー。

理由を聞くと、【診断】の効果だそうだ。


(便利だな。【鑑定】だと能力(スキル)と簡単なプロフィールぐらいだからな。)


おそらく、天職(ジョブ)による上位派生なのだろ。


「で、あいつの精神はヤバイ。なにしでかすか分からねぇぞ。」


その見立てと爆発音は同時だった。

突然の爆風。巻き起こる煙。


「フフフフフフフフフフフフ……。」


混乱と悲鳴のなか、男は高らかに笑う。

流れる魔力から、あの男が犯人(ボマー)に間違いなかった。

能力(スキル)一覧


天職(ジョブ):レンジャー 技能(アビリティ):射手A、覇気D、隠密D、木工技師B、料理A、罠設置B、悪路歩方C

加護(ギフト)九十九神(つくもがみ) 技能(アビリティ):人格投与S、擬人化S、具象化S

能力(スキル):縮地D、幸運A、武士A、鑑定A、鍛冶師C、エンチャンターS(max)、精神防御(マインドプロテクト)B、魔具師D、仕立て師C、薬師D、応急措置B、薬物耐性A、話術B、千里眼D、黄金率C、漁師D、解体B、量産B

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