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異世界を九十九と一人旅  作者: 書積 詠人
第6章 亜人の国
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対面、族長達

「ガイ!こんなところにいたか。」


時は夕暮れ、場所は会議場周辺の屋台群。

白虎の少年が、大人達を引き連れやって来た。


「ティグル。会議は終わったのか?」

「今日の分はね。今は親睦を深めるために族長八人で食事をね。」


ティグルの後ろには七人の族長達と護衛が数名。


「獣人の若長が是非にと言うから会ってみれば、人間の子供ではありませんか。この者が本当に剛の者なのですか?」

「龍の姫、シャリーナよ。ガイはな、ワシらも思い付かないような発想を持っているのでな。」

「レプラコーンが誇る巨匠が、弟子にするほどですしね。」

「初めまして。従兄妹が世話になった。水棲族のレリーエだ。事情はカナカとスノーに聞いたぞ。」

「獣人が認める強者にして、水棲人が認める知恵者か。お前は違うのだな。」


俺を侮る者、挨拶してくる者、反応は様々だ。


「ガイ。それは食べ物ですか?」


俺の手にある物に興味を示したのは、エルフのセンナさんだ。

俺が口にしているのは、ライスの塊。

正三角形をしていて、軽く焦げ目がついている。


「おにぎ……、いやライスボールと言う。軽く焼いているから、焼きライスボールだな。」


ロイツでは、米が採れる。

気温が高めで雨も多いこの地では、水田が行われている。


「む。ライスは香辛料を混ぜた物を匙で食べていたが、こんな食べ方が。」

「移動中や作業中にいいですな。」


好評で何より。

俺はトラットリアに命じて、更にライスボールを振る舞う。


「これは海苔を巻いてあるのか。」

「塩だけなのに、旨い。」

「中に肉が入っているぞ。こっちは魚か。」


大陸として小さめなロイツにとって、海は資源。

塩、海藻、魚と豊富に採れる。


(気候は熱帯に近いが、食・文化は日本のようだ。)


「良いでしょう。人間は野蛮なだけではないと認めましょう。」


龍人の長である女性…シャリーナさんが偉そうに言うが、両手にライスボールを持ち、口元に米粒を付けているため、しまらない。

能力(スキル)一覧


天職(ジョブ):レンジャー 技能(アビリティ):射手A、覇気D、隠密D、木工技師B、料理A、罠設置B、悪路歩方C

加護(ギフト)九十九神(つくもがみ) 技能(アビリティ):人格投与S、擬人化S、具象化S

能力(スキル):縮地D、幸運A、武士A、鑑定A、鍛冶師C、エンチャンターS(max)、精神防御(マインドプロテクト)B、魔具師D、仕立て師C、薬師D、応急措置B、薬物耐性A、話術B、千里眼D、黄金率C、漁師D、解体B、量産B

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