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異世界を九十九と一人旅  作者: 書積 詠人
第6章 亜人の国
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正義の弱点

「ここで会ったが百年目とはこの事だな。なぁ、ガイ。」


俺は今、野盗に絡まれている。

人数はとにかく沢山。


(恨みを買うような事、結構してきたからな。)


私怨による襲撃は予想していた。

予想外だったのは、彼らの気配を襲撃まで気付けなかった事。


「てめえは覚えてねぇだろうが、俺達はてめえのせいで国を出る羽目になったんだ。」


マシボノの一件での恨みのようだ。

今のあの国は、体で技で心で、確かな「強さ」を持った人達の楽園だ。

数で囲って脅す輩は居づらいだろう。


「これが見えているだろ?近くで遊んでたガキだ。知ってんだぜ、てめえがセイギノミカタをやってんの。」


獣人や翼人、水棲人の子供数人が2,3人の野盗に囲まれている。

確かに俺は今、心証を悪くする事が出来ない。


「要求は簡単だ。そのバッグに入っているレアな素材。それを寄越しな。拒否したり、怪しい行動をしたら、分かってるだろ?」


野盗頭の合図で、人質に武器が突き付けられる。


「この外道どもが!」

「出たな、愛刀ザンキ。てめえの弱点は、てめえの主そのもの。」


ザンキが飛び出すのも予想済みのようだ。

子供たちにより刃が迫る。


「止めろ、ザンキ。」

「主君…。」


ザンキを後ろに控えさせ、ニヤニヤ笑う野盗頭に近づく。


「おっとそこまでだ。そこに置きな。」

「その前にこれをどうぞ。」


キャリーから取り出したものを野盗頭に放り渡す。


「あ?刀?」

「俺が鍛えた一本で、銘を……ムラマサと言う。」


その瞬間、野盗頭がまるで電池が切れたようにうなだれた。

能力(スキル)一覧


天職(ジョブ):レンジャー 技能(アビリティ):射手A、覇気D、隠密D、木工技師B、料理A、罠設置B、悪路歩方C

加護(ギフト)九十九神(つくもがみ) 技能(アビリティ):人格投与S、擬人化S、具象化S

能力(スキル):縮地D、幸運A、武士A、鑑定A、鍛冶師C、エンチャンターS(max)、精神防御(マインドプロテクト)B、魔具師D、仕立て師C、薬師D、応急措置B、薬物耐性A、話術B、千里眼D、黄金率C、漁師D、解体B、量産B

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