ほんとのキモチ♡
それから私とるんは、ちょくちょくダイスケくんのところへ行くようになった。
清島の情報を得るため…はじめはそうだたった。
でも、行くたびにダイスケくんのことを知れた。
「ねえ、るん?」
「何?」
「今日は、ダイスケくんのとこ行かないの?」
「…。行きたいのー?(笑)
いいよ、行こうか!♪」
「行きたいんじゃないしっ…」
必死に隠していた。
るんへも、自分へも。
でも、やっぱりばれてしまうのかな…。
私、もしかしたらダイスケくんが好きなのかもしれない、って…。
「ダイスケくーん♪璃菜とるんだよー。」
あたしたちがそうやって教室のドアから叫ぶたび、ダイスケくんは皆に冷やかされたいた。
「もう、やめてくださいよ~。目立ちすぎです。恥ずかしいしー。」
ダイスケくんは、照れながら笑った。
キュンッ
あれ?なんか今、心臓キュンとか言いやがった?
あん?怒
「ていうか、璃菜パイセン。くん付け、なんか落ち着かないんでー。
ダイスケでいいっす。」
「ぇ…あ、そうだね!うん、そうするー♪」
ドキドキ♡
お?なんかドキドキとか…
いや、でも…もういい加減認めないと。
そう、あたしはダイスケくん…ダイスケが好きなんだ。
「で?今日はなんの情報っすか?あ、清島のなら、採れたてピチピチの情報ありますよ。」
採れたてピチピチって…魚かよっ!
「はは。ダイスケ、それ魚。」
るんが、ダイスケ…の肩をたたいた。
「ッ…。そうっすねー(笑)アハハ…。」
そう言いながらダイスケは、叩かれた肩をずっと見つめていた。
「あ、じゃあ俺いきます。情報、あとでで…すんません。」
…。
忘れちゃいけない。
ダイスケは、るんが好きなんだ。
それも、誰も奪い取れないほど強く………………………