ぴかぴかのいし【希少性】
こネコの ニャーゴと、ともだちの ネコたちが、かわらで あそんで いました。 みんな、そこに たくさん おちている「ねずみいろの いし」を あつめて います。
「ぼく 5こ ひろったニャ!」 「わたし 6こよ!」 ねずみいろの いしは、どこにでも あります。
そのとき、ニャーゴが くさの なかで、ちがう いしを みつけました。 「あ! なんだ これ? ピカピカで、あおいニャ!」 それは、とっても キレイな、あおい いしでした。
ニャーゴが それを もっていると、ともだちが あつまって きました。 「わー! なに その いし! すごい キレイだニャ!」 「ねえ、ニャーゴ! ぼくの ねずみいろの いし 3こと、かえっこ しようニャ!」 「えー、ずるい! わたしは 5こ だすわ!」
ニャーゴは びっくり しました。 「え? なんでニャ? ねずみいろの いしは、みんな たくさん もってるのに…」
そこへ、ネコノヒゲ ちょうろうが やってきました。 「ふふふ。ニャーゴや。ねずみいろの いしは、たくさん ある から、いつでも みつかるな?」 「うん」 「でも、その キレイな あおい いしは、どうかな?」 「えーっと… 1こしか ないニャ!」
「そうじゃ! みんなが もっている ものや、たくさん ある もの ではなく、それ 1こしか ない ものは、みんなが『ほしい!』と おもうんじゃ」 「すくない ものには、それだけ ねうち(かち)が あるんじゃよ」
「へー! 1こしか ないから、みんな ほしかったんだニャ!」 ニャーゴは、その ピカピカの あおい いしを、たいせつな たからものに しました。
稀少性




