うらないがきになって
こネコの ニャーゴが、テレビを 見ていました。 「今日の こねこは| ラッキー!ラッキーカラー《らっきー!らっきーからー》は『あお』ニャ!『あお』を たくさん 見つけると、もっと ラッキーに なれるニャ!」
「わーい!よし、『あお』を いっぱい 探すニャ!」 ニャーゴは、さっそく お外に 飛び 出しました。
ニャーゴは、空を 見あげて 歩きだしました。 「あ!空が まっさおだニャ!ラッキー!」 キョロキョロ。 「あ!青い 鳥が とんでるニャ!ラッキー!」
ニャーゴは、「あお」を 探すのに むちゅうです。 ずっと 上や よこばかり 見ています。 「『あお』は どこかニャ~?」
でも、ニャーゴは、足元を まったく 見ていませんでした。 道の まんなかに、黄色い バナナの かわが おちています。
「あ!あそこに 青い お花が…!」 ニャーゴが お花を 見つけた ときです。
ツルンッ!
「うニャ!? 痛ーーい!!」 ニャーゴは、すってん ころりん! おしりを ぶつけて、涙が 出てしまいました。
◆
そこへ、ネコノヒゲちょうろうが やってきました。 「おやおや、ニャーゴ。空でも 見ておったか?」
「うう…ちょうろう…」 ニャーゴは めそめそ 言いました。 「ラッキーカラーの『あお』を いっしょうけんめい 探してたのに、ころんじゃったニャ…」
ちょうろうは、ニコニコ しました。 「ふぉっふぉっふぉ。それは いかんのう」 ちょうろうは 言いました。 「ニャーゴは、『あお』ばっかり 見ようと して、大事な 足元を 見ておらんかったんじゃ」
「あ…!」
「『あお』を 探すのに むちゅうで、道に おちていた『黄色い バナナ』が 目に 入らなかったんじゃな」
「ほんとだニャ!」 ニャーゴは、赤く なった おしりを さすりました。 「『あお』ばっかり 見てたら、危ない バナナが 見えなかったニャ!」
「うらないよりも、ちゃんと 前と 足元を 見るほうが 大事じゃな」 ちょうろうに おしえられて、ニャーゴは また ひとつ かしこくなりました。
確証バイアス。みたいものばかりみているとあぶない。




