べるのかたちのおやま
どうぶつほいくえんの、おひるごはんの 時間です。 「やったー! ごはんだニャ!」
ニャーゴは、せんせいに いいました。 「せんせい、ぼくは ふつうもり! いつもどおりで おねがいしますニャ!」
すると、トラくんが げんきよく 手を あげました。 「ガオ! ぼくは おおもり! おなかが ペコペコだガオ!」
ウサちゃんは、ちいさな こえで いいました。 「あの…わたしは、すこしだけ で いいです…」
みんなが たべる ごはんの りょうは、バラバラです。 そこへ、ちょうろうの ネコノヒゲせんせいが やってきました。 「ふぉっふぉ。みんな、じぶんの おなかに ぴったりな りょうを しって おるな」
ちょうろうは、おおきな 紙を ひろげました。 「よいか。みんなが どのくらい ごはんを たべるかで、ばしょを きめてみよう」
ちょうろうは、紙の まんなかに たてせんを ひきました。
「まず、まんなか は、ニャーゴの いう『ふつうもり』じゃ」 「そして、みぎがわ は、トラくんの『おおもり』の ばしょ」 「ひだりがわ は、ウサちゃんの『すこしだけ』の ばしょ じゃ」
「さあ、ほいくえんの みんなは、いつも どのくらい たべておるかな?」
せんせいたちが、みんなの おさらを みてみると…
いちばん おおいのは、「まんなか(ふつうもり)」の ひとたちでした! (ニャーゴ、コンタ、リスくん…とか)
「みぎがわ(おおもり)」の ひとたちは、すこしだけ。 (トラくん、クマくん…)
「ひだりがわ(すこしだけ)」の ひとたちも、すこしだけ。 (ウサちゃん、コトリちゃん…)
「わー!」ニャーゴは びっくり。 「『ふつうもり』が すきなこが、まんなか に あつまって、いちばん おおくて…」 「『おおもり(みぎ)』と『すこしだけ(ひだり)』は、すくないニャ!」
ちょうろうは、その かずを せんで つなげて、おやまを かきました。 「ふぉっふぉ。そうじゃ」 「『ふつう』の まんなかを てっぺんにして、そこから はなれると…」 「みぎ(おおもり)に いっても、ひだり(すこしだけ)に いっても、だんだん すくなくなって…」
「ほら、きれいな ベル の かたちを した おやま(ベルカーブ) に なったじゃろ?」
ニャーゴは、目を まんまるに しました。 「ほんとだ! 『ふつう』が まんなかで、みぎ も ひだり も おなじように さがってる! これが ベル の おやま なんだニャ!」
「そうじゃ」ちょうろうは わらいました。 「せかいには、こういう『ベル の おやま』が いっぱい あるんじゃよ」
ニャーゴは、じぶんの「ふつうもり」のごはんを みて、うれしそうに いいました。 「ぼくたちのごはんの りょうが、『ベル の てっぺん』だったんだニャ!」




