コーヒー熱い
寒くなってきた。昨日はエアコンの直し方を教えて、モナカ食べた。やっぱりモナカおいしい。あと、おまんじゅうも美味しかった。
王家は、まだ、3つ手前の町らしい。明日あたりかなぁ。なんて思いながら今日はギルドでゆっくりしてる。外は雪。
「アリスちゃんだったら、雪嬉しいんちゃうん?」
「嬉しいけど、寒いからなー」
「そうかぁ。若いうちに外出て遊んどきよ。爺婆になって困る時来るけん」
「ありがとうございます」
なんて、タロウ爺さんと話してた。ゴブリンロードのおじちゃんは自分で瘴気力発電とダンジョンにエアコンを付けたらしい。さすが、おじちゃん。
「コーヒーできたけど飲むで?」とマリーさんが聞くと皆こぞってコーヒーをオーダーしていた。
「ブラック、ミルクと砂糖一緒に置いといてよ」というトメ婆に「それってコーヒー牛乳では?」と思う私である。
「あ、私、ブラックで」
「アリスちゃんコーヒー、ブラックで行けるんえ?苦いじょ?」
「パパがブラック好きだったし、飲ませてもらって慣れたはずだから」
そう言って受け取ったけど、物凄く熱い。マグカップに取っ手が付いてて良かった。
「凄いなぁ。その年でブラック飲めるんやなぁ」
「大人になってきたんやなぁ」
今までやって来たエアコン修理とか瘴気力発電とかよりブラックコーヒー飲めることの方が衝撃なのかぁ。しかも、ブラックコーヒーの方が褒められてるし、複雑。
飲もうと口を近付ける。コーヒーの湯気が顔に当たる。熱いのだろうと思いながらコーヒーを飲む。
「あっ、ザ、ゔぁ」
思った以上に熱くて変な声が出た。それをトメ婆に見られて「アリスちゃん猫舌え?」と聞かれた。なんか恥ずかしい。中身今年で41のはずなんだがなぁ。前世26だったし、今年この世界では15歳になったし。
「そ、そんなことは、ない。はず、うん」と歯切れ悪い答えしか出せなかった。本当は「熱くない熱くない、大丈夫」と返して飲もうと思ったけど、これは飲める温度じゃなかった。
その後少しずつ冷えて飲める温度になってきたから味を堪能する。なんか、落ち着くコーヒーの香ばしい香りと大人な苦味が前世の会社を思い出せる。
苦くて、タバコの香ばしい香りが満たしていた前世を。幸せだなぁ。
コーヒー、美味しかったぁ。あれ?疲れてるのかな?なんだか眠くなってきたような。
「アリスちゃん、昼寝するで?」とトメ婆に促され、「うん」と返す。普段ならこんなに早く眠たくならないのになぁ。
最近動きっぱなしだったから疲れてるのかも。よし、寝よう。
おやすみ。
これも冒険!!!




