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一週間後

「あ、おはよ カメちゃん。」

「おはよ…」

なれなれしい。

初日に遅刻してきた奴の名前は宇佐美というらしい。

今日もギリギリに教室に入ってきた。

まだ一週間しか経っていないのにカメちゃんかよ

「なんか お前宇佐美と仲良くないか?」

昼休み 省吾が話し掛けてきた。

「そうでもないよ、というかそうなりたくもないよ。」

「確かにお前アイツと話してる時嫌そうな顔してるもんな。」

「そうかぁ?」

さすがにそれは失礼かな でも本当に嫌だから仕方ない。

「っていうか 家も隣なんだろ?」

「知らないけど…」

そうだったのか?

初めて知った

「そうみたいだぞ」

「ハァ…」

当然嬉しくない

なんでアイツはあんなになれなれしいんだ?

全然わからない。


大きなマンションの五階に家族三人で住んでいる俺は自分の家に入る前に隣を確認した。

確かに【宇佐美】と書いてある。

「ハァ…」

またため息をつく

まだ人生最大の試練が始まってもいないのにどん底にいる気分だった。

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