悪食男爵と墳墓の皇帝
「ただ、あの時――お前の事を信じちまった俺自身に、只管むかっ腹が立つだけだ……!!」
化け物退治を生業とする貴族、ビザール・シアン・ドゥ・シャッス男爵。
口さがない者には「悪食男爵」と呼ばれていた。
故国では歴史が古い家の現当主であり、王家の覚えもめでたいが、
胡散臭いペテン師呼ばわりされることも少なくない。
彼はどうにも貴族としては型破りであり、言動がどうにも胡散臭くもあり、
それよりなにより――とても、太っていた。
前回の事件から半年ほどたったある日のこと。
ビザールは親友にして悪友の瑞香から、南方国への旅行を提示される。
勿論それはタダではない、航路に出てくるという幽霊船退治の依頼を兼ねて、だったのだが――
少しずつ零れ落ちる過去の残滓。ビザールと瑞香に残る忘れられない疵が明らかになる。
そして、容赦なく命を狙われた一行が逃げ込んだのは、南方国の古い皇帝の墓だった。
「悪食男爵と首吊り塔の花嫁」→https://ncode.syosetu.com/n7302ff/
「悪食男爵と唄歌いの人形」→https://ncode.syosetu.com/n6860fu/
の続編です。
前作までのネタバレを多分に含みますのでご了承下さい。
※完結まで毎日自動更新されます。
※カクヨム様にも連載しています。
化け物退治を生業とする貴族、ビザール・シアン・ドゥ・シャッス男爵。
口さがない者には「悪食男爵」と呼ばれていた。
故国では歴史が古い家の現当主であり、王家の覚えもめでたいが、
胡散臭いペテン師呼ばわりされることも少なくない。
彼はどうにも貴族としては型破りであり、言動がどうにも胡散臭くもあり、
それよりなにより――とても、太っていた。
前回の事件から半年ほどたったある日のこと。
ビザールは親友にして悪友の瑞香から、南方国への旅行を提示される。
勿論それはタダではない、航路に出てくるという幽霊船退治の依頼を兼ねて、だったのだが――
少しずつ零れ落ちる過去の残滓。ビザールと瑞香に残る忘れられない疵が明らかになる。
そして、容赦なく命を狙われた一行が逃げ込んだのは、南方国の古い皇帝の墓だった。
「悪食男爵と首吊り塔の花嫁」→https://ncode.syosetu.com/n7302ff/
「悪食男爵と唄歌いの人形」→https://ncode.syosetu.com/n6860fu/
の続編です。
前作までのネタバレを多分に含みますのでご了承下さい。
※完結まで毎日自動更新されます。
※カクヨム様にも連載しています。
プロローグ
2020/08/23 23:24
◆1-1 誘い
2020/08/23 23:25
(改)
◆1-2
2020/08/23 23:26
(改)
◆1-3
2020/08/23 23:26
◆2-1 黒い貴婦人
2020/08/24 18:00
(改)
◆2-2
2020/08/24 18:00
◆3-1 幽霊船
2020/08/25 18:00
(改)
◆3-2
2020/08/25 18:00
◆3-3
2020/08/25 18:00
◆4-1 歓迎の宴
2020/08/26 18:00
(改)
◆4-2
2020/08/26 18:00
(改)
◆5-1 瑞香の過去
2020/08/27 18:00
(改)
◆5-2
2020/08/27 18:00
◆6-1 墳墓の皇帝
2020/08/28 18:00
(改)
◆6-2
2020/08/28 18:00
◆6-3
2020/08/28 18:00
(改)
◆6-4
2020/08/28 18:00
(改)
◆7-1 脱出
2020/08/29 18:00
(改)
◆7-2
2020/08/29 18:00
◆7-3
2020/08/29 18:00
エピローグ
2020/08/29 18:00
転章
2020/08/29 18:00