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落ちこぼれと称される理由
先に言っておく俺、闇世凜人は落ちこぼれだ。
ここは魔法やら異能力やらが普通に存在する世界。
この世界は、自分の能力値をランクで表されている。
この世界での落ちこぼれと言うのは、魔法の才能がないやつの事を言う。
まぁ、魔法の才能って言っても色々ある。
例えば、魔力量だったり魔力操作だったり。
魔力量と言うのは、まぁ書いて字の如く生まれ持った魔力の量だ。
魔力操作も、同じような物で魔力をどれくらい操れるかと言う物だ。
一般的には、魔力量と魔力操作のランクは、対象のランクで生まれてくると言われている。
ランクは上から、A、B、C、D、E、F、がある。
例外として、圧倒的に強すぎる力をS、弱すぎる力をGとランク付けする事もある。
まぁ前置きが長すぎたが、俺が落ちこぼれと言われる理由と言うのは
魔力を体外に出せない特異体質、これだ。
そう俺の魔力の量は圧倒的だ。
だが、対象として魔力を体外に出せない。
そもそも魔法と言うのは体から魔力を出し体外で、物質を作る事の総称だ。
でも、俺は体から外に魔力を出せない。
だから、俺は宝の持ち腐れ、落ちこぼれと称されるのだ。