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異世界金融 〜 働きたくないカス教師が異世界で金貸しを始めたら無双しそうな件 〜 #いせきん  作者: 暮伊豆
第7章

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258、だだっ子達と老家令

ふーう。地味に疲れたな。村長とお喋りをしつつカムイをしっかり丸洗いして、浴室を出てからすぐにブラッシング。それから場所を移してオイルマッサージだもんな。ちなみに今回のオイルは村長が提供してくれた。ほんのりラベンダーっぽい香りがするオイルだったなぁ。つーか村長って何でも持ってるなぁ。すげえじいちゃんだぜ。さすが化け物ハイエルフ。


食堂に戻ってみれば、意外と全員和やかにお喋りしてるな。

長いテーブルの片側はアレクとサンドラちゃんを中心にして両サイドにトマトちゃんとにんじんちゃん。もう片側はインダルを中心にして両サイドにスティード君とセルジュ君。それぞれ男女に分かれてお喋りをしてるのかと思えば、時にはテーブル越しに話が弾んでいるようだ。合コンか?


「あらカース、フェリクス様もお帰りなさい。じゃ、次は私達が入るわね?」


「うん。ゆっくりしておいで。」


ほう。アレクが初対面の女の子と風呂とは珍しい。サンドラちゃん的にはどうなんだろうね?


「魔王のところ風呂ってすごいらしいじゃない。」

「魔王さんありがとうなのね。フェリクス様も来ればいいのに……」


「カース君はお風呂にこだわるものね? 私も楽しみだわ。」


「はは、ここの湯船は僕が作ったわけじゃないけどね。」


さて、女の子達がいなくなった。私も飲み直しといこうかな。


「カース殿、儂はちと出てくるぞ。朝までには帰ってこようがの。」


「今から!? マジで? そりゃあもちろんいいけど……ちなみにどこに行くの?」


「いや、決めておらぬ。ちと夜の街というものを歩いてみたくての。人間の街は昼と夜では大違いなのだろう?」


「あー、たぶんね。領都の夜ってよく知らないけど、まあフェリクスなら大丈夫だよね。じゃ、一応これ渡しておくよ。余っても返さなくていいからね。」


金貨を十枚ほど。これだけあれば大抵の店で遊べるだろ。何屋に行くのかは分からないだろうけど。


「おお、これはすまぬな。おそらくこれを使うようなことにはならぬ気がするがの。では、ちと出てくるでの。」


行ってしまった。若い女の子二人は置いてけぼりか。可哀想に。村長も長く生きてる割に好奇心旺盛だよなぁ。私もアレクも普通の人間よりは長生きする予定だし、かくありたいもんだね。


「おや旦那様、フェリクス様はお出かけになられたので?」


「おお。ちょっと外で気になることができたらしくてな。すまんな、二杯とも僕が飲もう。ありがとな。」


風呂上がりなもんで家令のダムートンが冷たい飲み物を運んできてくれた。やっぱこのじいちゃん気が利くよなぁ。あ、美味しい。ほどよい酸味のオレンジ、いやオランゲの実ジュースか。


「もったいないお言葉でございます。ところで旦那様、フェリクス様のお戻りのご予定はいつぐらいでしょうか?」


「あー、朝までには戻るって話だったからな。別に気にしなくていいよ。というかもう休んでいいからね。」


「お邪魔でなければお世話をさせていただきとうございます。久しぶりに旦那様がお帰りになったわけですから。」


その気持ちはありがたいね。


「もちろん邪魔なんかじゃないさ。留守を守ってくれてありがとな。あ、ちなみにダミアンは顔出してる?」


「はい。月に一、二度ほどいらしてくださります。ラグナ様もご一緒に。」


「おお、意外と少ないんだな。あいつも忙しいってことか。」


「そのようで。例の工事はまだ半分も達してないと溢しておいででした。」


「あー、そりゃあね。あれだけの大工事なんだし。気長にやるしかないよな。」


「ちょっとー! カース君! 僕カース君のお酒が飲みたいんだけどー!」


おっと、ついにセルジュ君も泥酔モードか? なぜか私に注いで欲しがるんだよなぁ。


「おっとごめんごめん。ほらほら飲んで飲んで。ほらスティード君も。おっ、インダル飲んでるか?」


「こ、こいつ魔王に酌させやがった……どんだけ大物なん『風弾(かぜはじき)』って、何すんだよ魔王ぉ……」


「こいつじゃねーだろ。セルジュ君、もしくはミシャロン卿と呼びな?」


なんと落差のある呼び方なんだろう。ちなみに風弾はしっぺ程度の威力だ。


「お、おお、悪い。ミシャロン卿だな。」


「ちょっとー! インダルさぁーん? 僕そんな大物じゃないよーう? セルちゃんでいいのにー!」


「お、おお、悪い。セルちゃんだな。」


「あーっ! カース君だ! 僕にも注いで注いで! そして稽古しようよ!」


くくくく、スティード君もいい感じに酔っ払ってるね。楽しくなってきた。


「あ、そういえば。ダムートンは酒飲まないのか?」


「以前の旦那様がおられた頃にお相手をすることはございました。また奥様ともたまにお相手をしてございました。」


あー、そういうケースもあるのね。なら無理に付き合わせるのも悪いな。歳も歳だし。


「そこに置いてある酒、もし飲みたかったら飲んでいいからな。」


「かしこまりました。最近ではマーリンさんと飲むこともありましたので、ありがたくいただきます。」


「カースくぅーん! 注いでよぉー!」


ぷぷっ、スティード君がだだっ子みたいだ。


「ほい、お待たせ。夜はこれからだからね。ガンガン飲もうね。」


アレク達も風呂で盛り上がってるのかな?

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― 新着の感想 ―
何か男子会になってるなあ。
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