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異世界金融 〜 働きたくないカス教師が異世界で金貸しを始めたら無双しそうな件 〜 #いせきん  作者: 暮伊豆
第7章

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243、後に引けない三人

おや? 三人組が立ち上がったぞ? 大人しく帰ればいいんだが……あーあ。こっちに来るじゃん。


「今日はどうしたんだよ魔王? えれぇ姿ぁ見せなかったじゃねーか。」


「ああ、そりゃ俺はクタナツの冒険者だからな。あんまり領都には来ないさ。」


でも領都には自宅があるんだけどさ。

あーあ、こいつらわざわざこっち来てんじゃねーよ……


「ようインダル。おめーこいつ知ってんのか?」


「あ? おお、お前らか。つーかこの服装見て気づけよ。モグリかよお前ら。」


インダル! そうだ思い出したぞ。八等星パーティー雷神の槌(ドルイーンマートル)のインダルだ。あの時は他にトマトちゃんとにんじんちゃんが居たはずだ。


「ああ? 服装だぁ? こんなんどこにでもいるちっとカッコつけた野郎だろぉが?」


ウエストコート単品で見ると今でも着てる奴はいるようだが、私みたいに白シャツの上に着てる者は少ないだろ。見ろよこの袖元、おしゃれなカフリンクスをよ。ブラックオニキスだぜ?


「強がるなよ。聞こえてたんだろ? 俺もつい声が大きくなっちまったしな。なあ魔王?」


「どーも、魔王でーす。」


「ちっ、誰が信じるってんだよ? あの魔王がこぉーんな弱っちそうなわけねーだろ? なあ?」

「ぎひひひひ! そーそー! こぉーんな使いっ走りしてん奴が魔王だぁ?」

「げひゃひゃ! どーかしてんじゃねーかインダルぅー? そんなこったからパーティー解散すんだぜー?」


あらまぁ。こいつの所は解散したのか。まあ、九とか八等星の時ってあるあるだよね。オディ兄のリトルウイングだって解散したんだし。


「そりゃあ今関係ねーだろ。だいたいお前ら魔王の顔知ってんのか? こいつ涼しい顔して副長を半殺しにするような化け物だぞ? さっさと謝って消えた方がいいと思うぜ?」


あー、そんなこともあったなぁ。私の従兄弟であるここの副組合長コルプス。あいつ組合長よりよっぽど働いてるらしいね。

あらら、また空気が変わったよ。さっきまでざわついてたのが一気に静かになっちゃった。でも列は進まない。


「は、ハッタリはやめろや。あの副長を半殺しだぁ? こんなガキにできるわけねーだろ!」

「ぎ、ぎひひ、お前それ副長に聞かれたらえれーことんなるぞ?」

「げひゃ、知らねーぞ? そんなこったからお前いつまでもソロなんだろ」


すげぇなこいつら。自分の言いたいことしか言ってない。まあインダルも悪いよな。馬鹿でも分かるよう質問は一つだけにしておいてやらないと。


「で、インダルの質問だけどよ。お前ら魔王カースの顔知ってんのか?」


「あ? 知るわけねーだろ? 何こいつインダルが来たからって調子こいてんだ?」

「ぎひひひひ! いくらインダルが七等星だからってこいつソロだぜ? 俺らに勝てるとでも思ってんのかぁ?」

「げひゃひゃ! もしおめーが魔王だったら外で裸踊りしてやんぜー」


ぷぷっ、一瞬ひるんだくせに私が喋ったとたん元気になりやがった。私はどんだけ弱そうに見えてんだよ。こいつらより体重は軽いだろうけど身長はほぼ変わらないってのに。まあ、傷一つない顔ってのも舐められる原因ではあるがね。でもなぁ? フェルナンド先生は顔にも体にも傷一つないんだぜ?


「ぷっ、ははははは! 誰がお前らの汚ぇー裸踊りなんか見てーんだよ! だが……言ったからにはやれよ? ちっと副長呼んでくるからよ?」


おや、その手があったか。わざわざこいつらを痛めつけなくても済みそうだね。あ、列が進んだ。


「ぎゃははは! オメー頭いいぜ! 自分だけそうやって逃げれんだからよ!」

「ぎひひひひ! そーそー! それでいーんだよぉ! ソロはつれーよなー!」

「げひゃひゃ! ほんとのこと言ってやんなよー! かわいそーだろー!」


なんとまぁ。こいつらほんっとおめでたい頭してんだなぁ。そりゃまあ今日コルプスがいるかどうかなんて分からないしなぁ。いたからって受付通さずに会えるもんか? 私は別にどっちでもいいけど。


「お前ら用が終わったら相手してやるからちっと待っとけ。」


「ぎゃははは! あめーんだよ! そう言っときゃ逃げれるとでも思ってんのかー?」

「ぎひひひひ! てめーの用さえ済みゃご主人様に助けてもらえるってかぁ?」

「げひゃひゃ! でけー口ぃ叩いてねーで文句あんならかかってこいやぁ?」


いやーどこまで都合のいい頭してんだろ。もう二、三人で私の番だってのに。私だってストレス溜まるとギルド内でも平気で魔法使っちゃうこともあるんだからな?

例えば『微毒』を使ってこいつらに一生モンの恥をかかせてやることだってできるんだけどなぁ。下痢ピーピーって感じでさ。ここでやったら私がギルドから罰金くらいそうだけど。


「別に文句はないが、裸踊りするのはそっちのお前だったな。お前とお前は何してくれるんだ?」


「ぎゃはははぁ! そんなら俺ぁ鼻からスペチアーレ飲んでやんぜぇ!」

「ぎひひひぃ! そいつぁいいやぁ! んじゃ俺ぁゴブリンの生肉食ってやるぜぇ?」

「げひゃひゃひゃあ! 分かってんなぁ? ハッタリがバレたらやんのはオメーだからよ? ゴブリンの生肉ぅつまみに鼻から酒飲んで裸踊りしろよぉ? 今ここでな!」


うわぁ……だから三人とも内容を分けてやがんのね。馬鹿のくせに丁寧なことしやがるなぁ。まあ、ギルド内は静まりかえってるからみんな聞いてんだよな。

ぷぷっ、もう知ーらない……

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― 新着の感想 ―
相変わらず馬鹿が沸く
野比のび太くんの名言。 「もし嘘だったら鼻からスパゲッティ食べてやる」 を彷彿させます。
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