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第77話 サルザンカの宝-『ミーたん』

「く、くるな!」

 警備隊の男は地面に座り込んだまま後退りをする。その目の前には口から唾液を垂らす狼。

 その狼は、二本足で立ち上がった半獣人ではない。少し体が大きくはなってはいるが、普通の狼だ。

 だが、周りには狼に襲われている仲間たち。それを見せられて彼には、その普通の狼が何倍も恐怖に見えたのだろう。

 向ければ狼を上回れる銃口も、地面ばかり見てしまって、ただの人間でしかなかった。

 人間のいたぶり方を学んだのか、狼はその口をねっとりと広げる。綺麗に並んだ牙を輝かせながら人間に近づく。

 空腹を満たすばかりか狩を楽しみ始めた狼の集中は目の前の人間にしかなかった。

 狩られる人間も、後ろから助けの銃撃が飛んでこないのを知って、自分で自分の命を切り捨てた。仲間に捨てられるよりも、それはとても楽なものだと、彼は思った。


 そんな彼を救ったのは、仲間の警備隊ではなく、リョウの腕だ。


 警備隊の目の前にいた狼は、リョウの腕に天高く持ち上げられている。

 長い胴体をつかまれた狼は、自分に何が起きたのか分からずキョロキョロと周りを見渡す。

「邪魔なんだよ。獣が」

 リョウの深い声に反応した狼は、腕の持ち主を見る。

 リョウの両腕は地面へと真っ直ぐ垂れている。その右手には、マグマのように橙色に輝く4mの大剣を握っている。動かしたのは肩から生えた右手だけだ。その右手で狼を掴んでいた。

「う、キュンー」

 狼は、威嚇をするどころか、ひ弱な鳴き声を出す。それもそうだ。狼の目に見えたのは、全身を黒い鱗で覆った竜の化け物。その爪その牙その尻尾その瞳。どれをとっても自分をはるかに凌駕する獣の王だと、獣の小さな頭でも理解できることであった。

「た、助けた?」

 警備隊の男は、リョウが味方なのかと思う。だが、リョウのその姿を見て、すぐさま立ち上がり部隊の方へと走り出す。

 そんなことを気にせずリョウは狼を睨む。そして、何が気に入らないのか、リョウの表情は悪い。

「人間を襲うな。それをした獣がどうなるか、分かるよな」

 すると、橙色の四本指は、その尖った先端を狼の体へと突き刺す。

 握り潰すというより、引き裂く形に近かった。過程は色々な表現ができるが、狼の頭と原型を失った体が地面に落ちる結果は変わらない。

 空から狼と共に降った赤は、リョウに降り注ぐ。だが、黒く輝く鱗は、滴のようにそれをはじく。唯一リョウを赤く染めたのは、その白い髪だけだった。

 橙色の腕に着いた赤を振り払う。その赤は、その様子を見ていた全ての狼に嫌味のごとく降り注ぐ。そして、仲間の赤を頬につけられた狼達は……発狂する。



「おらおら、もっと来いよ」

 何頭かの狼を処理した後、高らかな声を上げながらリョウは周りを挑発する。

 リョウを囲うように全ての狼が集まっている。

「ウォオォォォォォ」 

 リョウの左側にいた半獣人と化した狼一頭が、彼に向って真っ直ぐ走りこんでくる。

「馬鹿か!」

 それをリョウの左肩から生えた腕が正面から受け止める。頭から胴体を掴まれた狼は、必死に押し返そうとするが、リョウの腕はピクリとも動かない。駄目だと思い戻ろうとしても、そのがっちりとした四本の牢獄から逃げ出せない。

「邪魔だな」

 足に力を入れて逃げ出そうとする半獣人が面倒になったリョウは、それを少し持ち上げて地面と分離する。

 すると、彼は駄目だと判断して、手に入れたばかりの手でリョウの指を引き剥がそうとする。だが、ずっと地面を蹴っていた足が進化した手だ。その握力は、人間以上にはあるが、獣以上の力はなかった。

「潰れな」

 リョウが笑うと、狼の体はメキメキと音を立て始める。真っ直ぐなはずの背骨が強い力で曲げられる音だ。

 リョウの手の中では、マッチ棒を折る程度の気持ちでそれを曲げようとする。だが、相手は仲間一匹殺されただけで化け物に飛び込む組織だ。それをただ見ているだけの組織ではなかった。

 リョウの正面から二頭、後方から三頭の狼が一斉に襲い掛かる。どれも普通の狼で、四本足で地面を蹴っている。

 質は半獣人より落ちるが、数が多い。獣は質で勝ることができない時は、群れで襲う。ここに来て獣本来の狩猟能力が発揮しだされた。だが、それは、狩ることとのできる相手の場合だけだ。

「雑魚がうぜぇんだよ」

 勇敢に正面から突っ込んできた先頭の一匹をリョウの右腕が掴む。そして、その狼を握ったままの拳を後から追いかけてきていた狼にぶつける。すると、拳に押された狼と拳の中に閉じ込められた狼は、互いに地面に押し潰される。

 その隙に、リョウの後ろから襲い掛かってきた狼が攻撃を仕掛ける。

 三匹のうちの一匹が高く飛んでリョウの頭を狙う。

「腕だけじゃねぇんだよ」

 そう叫びながらリョウの尻尾が動く。

 黒い鱗で覆われた太い尻尾は、宙を飛んだ狼を見事に捕らえる。

 そして、叩きつけるかのように尻尾を振り下ろす。すると、一枚一枚が刃のような鱗に狼の肉は裂かれ、赤い霧が舞う。

 それだけなら重症で済んだ。だが、尻尾の力は腕の腕力や握力以上だった。

 宙で体をひねって、頭からの落下を防いだ狼だが、横腹を地面に強打。

 その体を数回バウンドさせて転がる。その勢いを持ったまま狼は戦線を離脱した。

 一匹が弾き飛ばされながらもさらに攻撃は続く。

 一匹が無防備なリョウの右脇を狙う。既に右腕は正面への攻撃に使ってしまっている。攻撃ができないと見られていた。

「馬鹿か。人間だぞ。俺は」

 リョウの右側へとそのしなやかな体を生かして入ってきた狼。そして、その口でリョウの脇腹に喰らいつくところまで来た。

「人間には腕があるんだよ」

 近くまで迫った狼に向ってリョウは、マグマのように輝く大剣を両手で握り、縦に大きく振り下ろす。

 見た目と同じで相当の重量がその剣にはあった。

 剣が振り下ろされた大地には大きく縦の亀裂が入る。そこにはもちろん縦の亀裂を入れられた狼がいた。マグマのような見た目とは違って、燃えることも炎が上がるようなことはなかった。

 その大剣の重さは威力と共にリョウの腕の負担にもなった。

 咄嗟の攻撃だったが、両手で扱って正解だったとリョウは思っている。竜神で強化されたはずの筋力。それは、瞬間的な筋力の強化だ。竜神の強化は、長時間は無理だが、数秒なら12種類ある獣神の中で一番の筋力を発揮できる。

 その竜神の筋力を持ってしても、この大剣を振り下ろした両腕の肘が痛み出している。

 たった一振りで肘を痛めた。これは武器としては使えない。そう思ったリョウは、大剣を地面に突き刺したままにして、竜の両手を使えるようにした。

 リョウが両手の痛みに気をとられていると、普通の狼がリョウの左手に噛み付いている。その左拳の中には、息が弱くなった半獣人がいた。

 その痛みをまったく感じなかったリョウだが、その拳を地面に叩きつける。

 すると、先ほどと同じような結果が生まれた。

「さ〜て、これで半数ってことろか」

 狼たちの攻撃が止まって周りの数を確認する。半獣人化した狼が三頭と普通の狼が10頭弱。かなりの数が減っている。

 さらに、威嚇していたはずの狼達が逃げ出そうとしている。

 そんな脅えた狼をにやりと見たリョウは、半獣人の二頭を掴もうと二本の腕を伸ばす。

 だが、流石の狼。動きが早く掴むのは空ばかりだ。

「くそ、ちょこまかと逃げやがって」

『君、人間の武器は使わないのか?』

 頼もしい男性の声がリョウに問う。

「こんな重い武器使えるかよ」

『確かに。今の君には重すぎる武器だな。でも、武器って言うのは、使う者に合わせて作り出される物なんだ。その武器を使う者がどこかにいるはずだよ』

 全長4mもある大剣。そんな馬鹿でかい大剣を使う人間がいるのか?

 そんな人間がいたなら、身長は10mぐらいありそうなものだ。

「あ、そうか。別に全身がなくてもいいんだ」

 剣を使うには、手と腕があればいい。そう、天を掴むほどの腕と手ならば、それを扱うことができる。

 橙色の右腕は、地面に突き刺さった大剣の柄を握る。そして、それは簡単に引き抜かれて風を切って振り回される。

「あはは、軽い軽い」

 その重みをまったく感じないリョウは、その大剣を獲物へ向ける。

 そして、大剣は狼達を襲う。

 


 大剣が直接狼達を斬ることは少なかった。なぜなら、大剣は大地をえぐっていって、それに狼達が巻き込まれる形が多かったからだ。

「ほらほら、早く逃げないと死ぬぞ」

 足が速い狼はリョウから早く逃げようと距離を作る。だが、腕の長さと大剣の長さを合わされるとそれもすぐになくなる。

 剣先が狼を斬ろうと動く。だが、剣が斬ったのは大地。

 ガガガガガと地面を掘り起こす音と共に、大剣を横に薙ぎ払う。

 すると、掘り起こされた土砂に狼達が飲み込まれてゆく。

 その大剣の動きを止めようと半獣人が大剣に体当たりをする。だが、大剣がぶれることはまったく無い。それどころか、半獣人の抵抗はまったく無くそのまま押し切られて終る。

「あはは、圧倒的な力だなぁ」

 最後に、大剣を横に一振りと左腕を一薙ぎ払い。その二つを済ませたリョウは周りを見る。

 そこには、狼だったものが散乱する風景。獣と呼ばれるものは何も動いていなかった。

 そのずっと遠くで警備隊が群れで固まっているのがリョウの目に入った。それにリョウはゆっくり近づく。



「大丈夫だったか」

 リョウは、戦闘が済んでもその両腕と大剣を出したままだ。まだ興奮が収まらないのと、まだ生き残りがいるかもしれない。その二つが理由だった。

 姿は竜神のままだが、リョウは警備隊を心配している。それは確かだ。だが。

「近づくな化け物!」

 警備隊の一人が声を張る。すると、次々とそれに類似した声が上がる。

 戸惑うリョウに向けられるのは、歓迎の手ではなく銃口だった。

「おい、何言ってんだよ。助けたやったんだぞ。銃を下げろよ」

「魔物の言うことが信じられるか! 獣の次は俺たちを殺すのか!」

 魔物。その言葉がリョウの胸にぐさりと突き刺さる。

 全身黒い鱗。長い尻尾。爪。牙。そして、長く伸びた第三第四の腕。それを再確認させられたリョウは自分に問う。俺は、人間か? 獣か? それともエルフリンか? 神だとでも言うのか?

 違う。この姿は、魔物じゃないか。粒子配列の理論上では、人間の属する今のリョウ。だが、その姿は魔物と呼んだ方が正しいように見える。

 姿はともあれ、中身は人間だとリョウは訴える。

「俺は人間だ。お前たちの味方……」

「黙れ! 全員撃て! 撃ちながら退避だ」

 長い時間があった。その間に警備隊には新たな隊長が生まれていた。その隊長の指示に従って、一斉に銃口から閃光がリョウに向って出る。

「くっ、馬鹿な奴らがぁ」

 飛んで逃げるには分が悪いと判断したリョウは、その二つの巨大な手を自分の目の前に壁のように立てる。そして、閃光をすべて手の甲で受け止めて本体を守る。

「うぜぇ、何だよ。それなら……」

 閃光群の訪れが一時止まった。その瞬間を狙ってリョウは二本の腕を警備隊へと伸ばす。

「いい加減にしやがれ」

 アヌビスの声と共にリョウの腹部に強烈な衝撃が来る。

 リョウの懐に飛び込んできたアヌビスが手作りの木刀でリョウの腹を突いたのだ。

 竜の鱗で守りを固めているはずなのに、その力は強くリョウは反吐を吐いて退いた。

「何しやがるんだアヌビス!」

「てめぇ、狼を殲滅した後は人間か? 貴様は、全滅が目的なのか?」

「くっ」

 行動する前にアヌビスには見透かされていた。だが、人間に裏切られたリョウは、そんな理論通らなかった。

「うるせぇ。やらなきゃやられるなら、やるしかないだろが!」

 そう叫んだリョウは、アヌビスを押しのけて警備隊へと飛び込む。

「あの、馬鹿」

 慌ててアヌビスがリョウを追う。いつものアヌビスなら放置するのだが、今彼が感じ取っている気配が正しいものならば、それをしてはならないと思っていた。せっかく芽生え始めたリョウを消されてしまうからだ。



「よくも俺に銃を向けやがったな!」

 警備隊に飛び込もうと高く飛んだリョウ。

 だが、その警備隊は何かおかしい。さっきまで後退をしていたはずなのに、今は足を止めてピクリと動かない。空高くからそれを見ていたリョウには見えていた。警備隊が大きな魔法陣の上に立っているのが。

「うぁあああああ」

 警備隊の人間全てがうめき声を上げる。その警備隊全員に青白い雷撃が走る。

 全員一斉感電。体に雷が走った人間は、たちまちブクブクと泡を立て始める。そして、氷が溶けるように人間の体で同じことが起きた。

 その雷撃地獄一帯に飛び込もうとしていたリョウは、咄嗟に地面に長い腕を突き刺してそれを回避した。

「なんだ。……魔法。アヌビスか?」

 リョウが振り返って確かめたが、アヌビスは首を横に振って真っ直ぐ前を見る。

 魔法陣に足を踏み込まずにすんだリョウは、冷や汗と共に冷静さを取り戻しつつあった。

 その流れる汗に連れて、リョウの姿が人間に戻りだした。

 リョウの姿が人間に戻るのと、魔法陣上に人間がいなくなるのは同時だった。そして、雷撃がなくなると不敵な笑い声が彼らに届いた。

「ぬふふ、これはこれは。面白い人がいるのです」

 魔法陣の真中。そこから緑の塊が出てきた。

 1m10cmの緑の塊。丸っこいそれは、緑のローブを着た人物だ。

 深々と緑のフードを被っているので顔は見えない。さらに、手や足や体全体も緑のローブで隠されていて、体の一部すら見えない。唯一の手がかりである声も、曇ったような声で、男性か女性かも分からない。機械音に近い。まさに、謎の存在だ。

「久しいな。貴様の目的は、その獣人か? それとも、この剣か?」

 リョウの隣を通り抜けて、ツカツカと前に出るアヌビスは、不気味な笑みを絶やさずその緑に近づく。

「剣? さて、何のことを言っているのやら? 私は、この獣人の回収をしに来たまでですよ」

 そして、アヌビスは何のためらいも無く魔法陣の中へと足を踏み入れる。だが、雷撃はアヌビスを襲わなかった。

「ハデスの命で、この剣の回収が出ているそうだな」

 緑の塊に近づいていたアヌビスは、その剣先が緑に届きそうな所で立ち止まる。

「はあぁ、そうなのですか? 末端の兵士である私には、何も聞かされていない話なのです」

 機械音だった声が、アヌビスが目の前に立った途端、少女の声に変わった。

 すると、その緑のローブに向ってアヌビスは剣先を横に振る。その剣は見事にフード部分を切断。だが、緑のローブの動きは早く、フード部分を切り裂かれただけで、頭は飛んでいなかった。

 フードから見せた顔。それは、二桁にもなっていない幼い少女だった。

 鎖骨を隠すほどの長さがある真っ白な髪の毛。それを黄緑色の小さめのスカーフでツインテールにしている。その異常を思わせるほどの白髪の毛先は、薄い黄色に染まっている。黄色が白になったのか、白が黄色になったのか、分からないほどの微妙なものであった。

 その丸っこい顔の輪郭とまん丸とした黒い瞳は、まだ幼いことを意味している。そのまん丸の瞳を潤わせながらアヌビスを見つめる。

「うぅ、幼女虐待です! 非力な者に対する暴力は駄目なのです」

 訴える彼女に対して、アヌビスはその白い頭を掴みぐりぐりと回す。自分より小さい相手があまりいないアヌビスが見せた初めての行動だ。

「何が末端の兵士だ。何が非力だ。このチビ餓鬼、ふざけたことぬかすな」

「罵倒発言ですぅ。精神攻撃ですぅ。視角妨害ですぅ。うう、吐き気が……」

 アヌビスが手を離すと、その少女はヘロヘロとその場に座り込んだ。

「気持ち悪いのです。すごく傷ついたのです。もう、立ち直れないのです……ところで、そちらの男性は誰なのですか?」

 思ったよりも早く立ち直った少女は、リョウを指さしてアヌビスに小首を折る。

「俺の管理している新しい力だ。それより、貴様、何か忘れていないか?」

 アヌビスに聞かれて、首を捻りながらむーと唸る少女。そして、何か思い出したのか明るい顔になった。

「そうです。私、自己紹介をしていなかったのです。これは失礼しました」

 少女はその小さい体を曲げてリョウに頭を下げる。そして、緑のローブから真っ白で綺麗な手を出して敬礼をする。その顔は満面の笑みで、それをリョウに見せる。

「申し遅れましたです。私、聖クロノ国軍事実行責任者兼総帥直下のミータスです。気軽に、ミーたんと呼んでほしいのです」

「えーと、ミーたんって……」

 いろいろな言葉が出てきたせいでリョウは理解しきれていない。それを察したアヌビスが分かりやすく説明する。

「ようするに、こいつは、聖クロノ国のハデス。奴の直属の部下。俺で言う所のアレクトみたいな奴だ」

「もっと分かりやすく言うと、聖クロノ国の実力者が順番で並ぶと、3番目に入る強い人ってことなのです」

 色々分かったが、リョウに一番はっきりと分かったことが一つある。ミーたんは敵だということだ。


この物語はフィクションです。

登場する人物名・団体名・地名などは全て空想のものです。

実際に存在するものとはなんら関係がありません。

一部、誤解を招きやすい表記があるかもしれませんが、ご了承ください。

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