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第1話 美鈴の大学生活スタート!

『あー、やっと4限終わったー。今日この後クレープ食べにいかない?』

『ごめーん。今日バイトだから、明日にしない?』

『えー、明日ー?用事あるんだよねー。ごめーん。また今度ねー。』

『分かったー。じゃーねー。』


よくある女子大生の会話を聴いてるとイライラしてしまう。

こんな私はぼっちな大学生、長野美鈴、19歳。花の大学生なはずがぼっちなまま2週間が経過してしまった。

最近の大学生は行動がとても早く、2週間でどんどん周りは友達を作っていきなかなか人と話せない私は、いつのまにか孤立してしまった。

まだ授業だって始まったばっかりだし、サークル募集もいまからだしまだ大丈夫!


この時の私はまだ気づいていなかった・・・既にもう手遅れだということに・・・


にしても、最近の大学生は本当に進み過ぎててついていけない。

みんなファッションに力を入れていて、私の動きやすさを重視した、田舎ファッションと黒髪ショートのダサさが浮いてしまうし、良くみんなが使っているラインとかいうツールの、ラの字すら知らない私は、完全にコミュニュケーションの部分で置いていかれてしまっている。

最近の子がメール使わないなんて知らなかった・・・私の地元にはほとんど、スマホなんて使っている人なんていなかったというのに・・・

親に都会は怖いって言われて少し、都心から外れた大学にしたのにこのありさまだ・・・

かあさーん、とうさーん、私もう帰りたいです・・・


とか考えながら自宅に帰宅した私。流石に地元から通うわけには行かないので学校から自転車で20分のマンションに一人暮らししている。

やっぱり私は静かなところに住みたいのであえて学校から離れたところを選んでいる。実際の所、このあたりまで来ると同じ大学の人はいないのでかなり静かである。

でも、静かすぎて少し寂しい。私自身、今までぼっちを経験したことが無いので大学でここまでぼっちだとは思わなかった。正直高校まではほとんどが顔見知りで、何もしなくてもみんなワイワイやってたイメージがある。

大学は高校みたいにクラスでみんな同じクラスを受けるわけじゃないし、ゼミや英語のクラスとかも一体感は全くないし、どっちかというと、それぞれ小さなグループを作って固まっている感じだ。

特に、付属組は付属組で固まっている感じでなかなか入れそうにない。

なんか、一見さんお断りみたいな雰囲気のグループが多くてとても私には入れない・・・

大体みんなイケてる可愛い子ばかりで私みたいな地味な田舎っ子が入っていい気がしないという・・・

私、よくマンガとかに出てくる、文学少女みたいな人が多いと思って文学部選んだというのに・・・


まあまだ2週間だし、これから、これから!ポジティブに考えよう!

考えても仕方ない!今日は寝よう!


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