彼女の生活 中編
「....気配がするって、どんな気配?」
「..分からない、けれど何か違和感を感じる...。」
「おい、お前ら一体何やってるんだ?もうとっくに下校時間過ぎてるぞ。」
「あ、タナカ先生。」
「ほらほら、もう帰った帰った!!」
「「「「「はぁーい。」」」」」
帰り道.....
「.....そう言えばさ、タナカ先生が来た時にちょっと思い出したことがあるんだけどさ。」
「何よ、どうせまたくだらない失敗作の発明品でも想いついたの?」
「全然違うよ!!そうじゃなくて、クロトが何時もタナカ先生の技術の時間の時に、他の教科より真剣に取り組んでいたんだよ。」
「まるで、数学の時のレジェンドみたいだね。(笑)」
「うっ.....、煩いなぁっ!!!///」
「.....ああぁっ、分かったぞ!!クロトの奴、タナカ先生の事好きなんだ?!」
「成る程、何時も常にポーカーフェイスのクロトにそんな裏事情が...。」
「...って、メモるなよ!」
「それより、レジェンドがさっき言っていた違和感の話は?」
「あ、そうだよ。どんな感じだったの?」
「...映像はクロト一人しか居ないのに、二人居る気がするんだ。」
「もしかして...レジェンドって霊感ある方?」
「そんな物生まれ付きありません。」
「一体なんだろう.....?」
「........、ねぇ。」
「「「「「「ギャアアアァァァァァァアァァァァァアァッ!!!!」」」」」
「.............。」
「....って、何だぁクロトか。吃驚した、いきなり驚かさないでよ。」
「あぁ、ごめん。」
「ねぇ、クロト。」
「何?」
「もしかしての話なんだけどさ.....、クロトって二重人格??」
「「「「「え。嘘でしょ??」」」」」




