時を越えて再び巡り会う~後編~
長いです!!
「さて、どうしようかな・・・。」
ドクン・・・
何、今の・・・?
ドクン・・・!
止めて・・・!
意識が・・・朦朧と・・・
《生と死の狭間の世界》
「何此処?白と黒ばっかで然ももやもやいっぱい。」
「此処は、《生と死の狭間の世界》。あなたは今、生と死の境目をさ迷っている所よ。」
「貴方は・・・!?ご先祖の・・・?」
「アポスガタ・ルノウよ。」
「やはり、貴方でしたか。」
「逢いたかったわ、子孫のフィオーネ。」
「貴方様にお願いが・・・。」
「力を貸して欲しいでしょ?良いわよ。」
「本当ですか?有り難う御座います!」
「現実の世界では私の人格に入れ替わるけど良いのかしら?」
「わかっています。その後倒れても構いません。」
「わかったわ。それじゃあ、始めるわよ。」
《現実世界》
「フィ………フィオーネ??」
「………下がって、2人とも。」
「おい、零夢。あれってまさか………」
「間違いない。フィオーネのご先祖のルノウだ、あの瞳。」
「此処は、私に任せて。」
「………!………コノ感覚………アノ瞳………」
「お久しぶり、Ⅹ。500年ぶりかしら。」
「ヤハリ、ルノウダッタノカ。」
ピキッ パキッ バキッ!!
「「!!」」
「二人の体がっ…!」
「段々消えていってる……。」
「一緒に消えましょう、Ⅹ。」
「アァ、ズット二人デ永久ニ居ヨウ。」
「Ⅹ、貴様俺を裏切るつもりなのか!!?」
「アァ、勿論ダ。コレカラハ、ルノウトズット二人キリデ幸セニナルンダ。」
「良かったなルノウさん。」
「フィオーネを頼むわね、二人とも。」
「サッキハ、スマナカッタ。オ前ラニ攻撃ヲ仕掛ケテシマッテ。」
「いいや、大丈夫だ。ダメージとかそんなに受けてねぇし。」
「お二人とも、末永くお幸せに……。」
「「ありがとう。(アリガトウナ。)」」
キィィィィィィィイィィィィィィイィィィィィイイイィィッッッン!!!
「………あの二人、とてもお互い愛し合っていたな。」
「そうだな。これが究極の時を越えた純愛ってなワケだ。」
「………あんたがそんな事言うと、物凄い吐き気がする…………。」
「ふざけるな、それより残る敵はあと一人。リーダーのサーガの奴だけだ。」