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G20  作者: 野球人
~1stシーズン~
32/32

最強の二重性格者(1st終)

「そりゃ強いのはわかってるさ。・・・おっと、そろそろ行ってくるわ」

「あ、あぁ・・・。くれぐれも無理はするな」

と言うローナに俺は軽く手を上げてグランドへ出る。





「お待ちしておりました。中野修司さん」

すでにラウト・ウィンさんは出てきていた。

「あぁ、すまんな。あと修司でいいぞ?」

これから決闘とは思えない和やかな空気。あの3人もこれくらい穏やかなら良いのにな。

「そうですか。では私のこともウィンとお呼びください」

「ん? そうか。じゃ、呼ばせてもらうな」

「はい。・・・では行きますよ? 修司さん?」

「・・・はい?」


するとこのとき初めて俺はウィンのLACを目の当たりにした。黒光り長細い筒のような物が8本。それで円を描いている。あれは・・・

「ガ、ガトリング!?」

ガガガガガッと銃口を回転させながら何発もの銃弾が飛んでくる。

「っく!」

後ろに下がり何とかファーストコンタクトをさける俺。そして俺は冷静になるとあることに気づいた。


「・・・ウィン?」

「ふ、ふふふ・・・」

「あ、あの~・・・?」

なぜか笑っているウィン。ぶ、不気味だ・・・。


「はははは! 全て吹き飛ばしてやろう! 私のLAC、イマンシャル・デイズでな!」

「・・・へ?」

あまりの人格の違いに驚きを隠せない。ど、どうなってんの?



~そのころ、モニター室~


「は、はじまってしまったな・・・」

「そ、そうね・・・」

「だからやめなさいと言いましたのに・・・」

と、お馴染みの女子3人組は言っていた。



「お、おい! ちょっと!!」

「ははははっ!」

ガガガガガと銃口を回しながら何発もの銃弾が飛ぶ。俺は避けるので精一杯だ。

・・・と、その時

『そ、そこの生徒! 直ちに戦闘訓練を中止しなさい!』

様子がおかしいと気づいてくれたのか、アナウンスが流れた。たぶんG1の先生だろう。



~数時間後~


「いや~・・・。助かったぜ。ホントに死ぬかと思った・・・。」

確認したところ、ウィンの使っていた銃弾は全て普通の弾丸。つまり一発当たったら俺の人生が終わりと言うわけで。などと考えていると

「あ、あの! 修司さん!」

「ん? あぁ、ウィンか」

戦闘のときとは打って変わって、優等生のウィンに変わっている・・・。わかったぞ。こいつ戦闘のときの顔と、普段のときの顔があるんだな。


「ほ、ホントに申し訳ありませんでした! わ、私何か失礼なことしましたか!?」

「い、いや? 特になにも・・・」

すぐにG1の人が来なかったらどうなってたかは、わからないけど。

「そ、そうですか・・・。で、では今日は中止にしましょうか」

「お、おぅ」

・・・今日は?

「はい。ではまた後日、改めて戦闘を行いましょう」

「・・・え?」

「では、失礼します」

タタタとすぐに立ち去るウィン。あ、あれ?なんかもう一回戦う事になってる?


「気づかなかったのか。バカだな」

「普通に考えれば、もう一回ってのは当たり前だと思うけど・・・。バカね」

「予想ができなかったのでしょうか? バカですわ」

・・・ここまでバカを連呼された人はそうそう居ないだろう・・・。ってか再戦って。もう一回、あのおかしい方のウィンと戦わなきゃいけないのかよ・・・。

G20はなにかと微妙に終わりました・・・。

すいません・・・。

1stシリーズは終わりましたが

しばらく後に2ndシリーズもしますので

その時はお願いします。

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