実力は?
「なぁ? セイカ。あのラウト・ウィンさんの弱点とか知らねーの?」
同じG20なら何かと繋がりがあると思い、聞いてみる。
「弱点・・・ですか? でもなんで修司さんがそんなことを聞きたがるのです?」
あ、そういやこいつには言ってなかったわ。
「あぁ。それはな____」
~事情説明中~
「えぇ! け、決闘ですか!?」
「まぁ・・・。成り行きとは言え、そうなっちまったんだ」
「な、なっちまったじゃありませんよ! 今すぐにでも言って止めてもらったほうが・・・」
必死に止めさせようとするセイカ。ちなみにローナとアスナは戦った事が無いらしい。とにかく、そんなにやめさせようとする理由はわからないけど・・・
「別に誰かのときみたいに本気で殺そうとはしてこないって。なぁ?」
と俺はその誰かに話を振る。うん。今回は珍しく俺が有利な状況だな。
「うっ・・・。っていうかあれはあんたが悪いんじゃない!!」
「確かに私もその時、いっしょに居たが・・・。レディーに言う事では無いな」
あれ?俺に有利な状況どこ行った?お~い・・・。
「と、とにかく! 今すぐにでも止めた方がよろしいですって!」
なおも説得しようとするセイカ。しかし・・・
「気遣いはうれしいが相手も乗り気なんだ。大丈夫、俺も少しは戦闘に慣れてきてるからさ」
「・・・まぁ。修司さんがそこまでおっしゃるなら・・・。しかし無理はしないでくださいね?」
「わかってるよ」
子供を心配する母親のように何度も確かめてくる。セイカはあれだな。お母さんタイプ?だな。
「んで。セイカ。あの人の弱点は・・・?」
「あ、それは・・・」
「・・・ふう」
「準備はできているのか?」
「ん? ローナか。大丈夫、できてる」
「そうか・・・」
今は決闘当日。第3実習場の準備室で精神集中をしていた。
「しかし、ローナといい、セイカといい、お前らは何でそんなに心配するんだ?」
アスナはケガするのは良いけど、死んだら私が殴るからね!!だとさ。さすがに死ぬまでは行かないと思うけど、俺は死んでも殴られるのかよ・・・。
「なぜって・・・。お前はG20主席を甘く見すぎているんだ・・・」