多忙な日々
「ま、まぁ。こんなことだろうと思いましたが・・・」
「・・・期待を裏切ることに関しては天才的だな」
なんだろう?すごくがっかりしてるけど・・・。期待ってなんだ?
「ま、2人共ベットで横になってくれ」
と言うと素直にコロンと横になる2人。そして・・・
「特に痛いところとかあるか?」
「私は腕が・・・」
とセイカ。
「私は足だな・・・」
とローナ。俺はそこを重点的にマッサージしてやる。すると
「っ・・・。マッサージうまいですわね・・・」
「そりゃどうも」
2人はとても気持ちがいいのかウトウトしはじめていた。そのまま数分したところで・・・
バンッ!
「修司~。居る~?」
「ア、アスナ?」
てかそのセリフはドアを開ける前に言うセリフだと思う。しかし天使のような笑顔で入ってきたアスナは、俺が2人にマッサージしているのを見ると・・・
「な、何してるの・・・?」
鬼の形相。
「な、何って・・・。ただのマッサージだけど・・・?」
その形相に押され、俺はタジタジしてしまう。で、どうなるかと言うと・・・
「・・・オープン!」
「お、おい! なんで!? やめ・・・」
この後の事は察してもらいたい。なぜ俺が怒られなきゃいけないんだ?・・・あ、そういやあいつ、LAC直ったんだな。
「はっ!」
キンッと音を立てながら俺とローナは激しい攻防を繰り広げていた。正直ローナとアスナは苦手な相手だ。ほとんどワンスを使った攻撃をしてこないのでブレイカーソードの能力が発揮できない。まぁアスナの攻略はわかっているのでそれを使えば良いんだけど。
「・・・ふぅ。よし今日はこれくらいにするか」
「ん、そうだな」
俺たちは放課後を使い、第3実習場で自主練をしている。セイカは用事とか言って第4実習場に行ったっけ?
「じゃ、俺は部屋に戻るわ」
「わかった。では、また明日」
「おぅ。あ、後・・・」
「ん?」
「練習手伝ってくれてありがとな」
と、俺が言う。人間、礼を言わなくなっては失格だ。するとローナは
「い、いや・・・。た、たいしたことは無いぞ? その、これからも・・・、私が個人レッスンを・・・」
「ん? そうか。ありがとな。また頼むわ」
「・・・。」
急になぜか不機嫌になり帰っていった。何でだろう?
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