2人の心情
「あるわけないだろバカ」
「あるわけないですわ」
「・・・。」
俺が罵られるのは最近ではいつものことになってしまった。ちなみにローナとセイカはあの襲撃後ぐらいから仲が良いらしくよくしゃべっている。・・・なぜか内容は俺に教えてくれないけど。ま、女の子の秘密ってやつか。知らんけど。
「で、お2人はどこへ行くんですか?」
とセイカが尋ねてきた。
「あぁ、ローナが街を案内してくれるんだとよ。で今から2人で街に行くとこだ」
「・・・2人で?」
「おう」
「ちょっ! 修司!?」
ん?なぜローナは慌ててるんだ?
「・・・ローナさん? どういうことですか? まさか抜け駆け・・・」
「そ、そんなわけないだろう!? こいつはなんにもわかっていないからな・・・」
う~ん・・・。なんかもめてきたな。よしっ!
「セイカもいっしょに行くか?」
「「え?」」
「2人して聞き返すなよ。ローナ。別にセイカがいてもいいだろ? お前ら仲良いし」
「ま、まぁ。うん・・・」
歯切れの悪い返事だがまぁいいか。
「っと。セイカは大丈夫なのか? これから予定とかがあったら・・・」
「はい! 行きますわ!」
無理して来なくてもいいぞ。と言う前にOKしている。よっぽど暇だったのだろう。
「では、また後で」
と言うが早いかセイカは自室へと走り去った。
「じゃあ俺たちも準備するか。・・・ってローナ?」
「・・・。」
・・・な、なんか怒ってる?
「・・・2人きりじゃないと意味がないじゃないか」
「ん? なんだ?」
「な、なんでもない!」
うまく聞き取れなかったんだが、まぁ本人が良いと言うなら良いか。
「じゃあ1時間後でいいだろ?」
「う、うむ・・・」
そういって俺はローナと別れた。
「準備っていっても・・・。やることないんだよな」
ここの制服(ついこの間もらった)で行くわけにもいかないから私服・・・もここに来た時のものしかない。1着だけ。着るたびにもちろん洗っているはいるが、なんとなくいっつも同じ服というのはイヤだ。
「・・・街に売ってるよな」
今日はとりあえずその服を着ていくことにした。
その後ダラダラしていて集合時間の10分前に校門(的なところ)についた。すると・・・
「あれ? もうあいつら居るぞ?」
校門前には10分前なのにセイカとローナがすでに居た。
今回はG20、初めての休日ということで何を書こうかな?っと思いまして
結局、無難な買い物ということになりそうです。
・・・少し予告ですが
やっぱり無事に買い物が終わる・・・。ということはないようですねw
ではご感想などもよろしくお願いします。