初戦
「はぁ・・・」
ここは第3実習場の右側準備ルーム。左側にはローナとセイカが行っている。なぜ俺が1人なのかは知らないがメイサ先生いわく、お前1人でカンデやレットくらいなら倒せる。とのこと。いや、無理だろ。普通に。できればやりたくないな。事故かなんかが起こって中止とかないかな?
『両者、グランドへ』
俺の願いは虚しく非情にもアナウンスが流れてきたのだった。
第3実習場に出るともうローナとセイカがいた。このグランドは戦闘を目的として作られたためとても広い。観客席まで設置されている。観客をこんなとこに呼ぶのは危ないんじゃないかと行ったら、観客席と第3実習場の屋根には初代G1の教師たちが特殊なバリアを張ったらしく絶対にそのバリアは貫通できないらしい。だから安全とセイカいわく。今は俺が安全じゃないんだがな・・・。
「では本気で行きますわ」
「手加減無しだ」
いや・・・。ホントにどうにかしてくれませんかね?2人はそれぞれコバルトナイツとコールドウォーカーを出している。ので俺もブレイカーソードをオープンする。
(・・・来い!)
強くブレイカーソードの形をイメージする。そして次の瞬間には俺の右手に太刀が握られていた。
『では、始め!』
メイサ先生の合図と同時にセイカは後ろに、ローナは逆に俺に距離を詰めてきた。
「って、うわ!」
俺の顔のすぐ横をコバルトナイツが通る。ちなみに防具は本人のLACの特性をはあくした上で自動につけられるらしい。セイカは狙撃しやすいように腕、腰は薄い布のような物で覆われており、急所は硬く守られている。ローナは下半身は軽めで上半身はしっかりと守られている。で、俺。無し。
「俺の防具なくね!? っておわっ!」
連続でコバルトナイツが通ってくる。間一髪で避けれている。でも無しって言うのは危なくないか?と思った瞬間・・・。
ドオーン!!
「な、なんだ!?」
俺とローナの約数Mの間がいきなり大爆発を起こした。一瞬セイカが狙撃したのかと思ったがそんなレベルじゃなかった。
「い、一体なにが起こった!?」
ローナも驚いている。方向は上、と思い見上げた。すると・・・
「な、なんだあれは・・・?」
ようやく戦闘が開始されました。
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