LAC(ラック)
「中野にオープンとアウターを教えてやってくれ」
「な、なぜ私が・・・」
なんかローナとメイサ先生がもめてるな・・・。
「なぜって・・・。お前はG2だがオリジナルだろ? 間接的ではあるがな」
「でも・・・」
「できないのか?」
「でっ!できますよ!」
「よし、やれ」
ローナはいまさらメイサ先生に乗せられたことを知りう~と赤面した。
「お?話し合いは終わった・・・」
話しかけるが・・・。うわっ!すごい不機嫌そうだ。顔を真っ赤にして怒ってるのか?
「で、ではオープンとアウターについて教えよう」
「おぅ、よろしく」
意外と普通に説明が始まったな。
「基本的に専用武器、まぁ私たちは勝手にLACと呼んでいるが、LACは光の粒子が----
ん?またなんか新たな用語が出てきたな。しかもなんか理科の時間みたいな難しいことを言っているローナ。正直わからん。
「まぁ、LACは自分の中にあると思ってもらえばいい」
じゃぁ、最初の説明いらんだろ。
「メイサ先生。実習はどうしますか?」
「う~ん・・・。アウターだけでいい。オープンは明日だ」
「らしいからアウターだけを教える」
そうか・・・。よし、がんばるぞ!
教えてもらってからできたのは実に時間にして2時間。授業内にはもちろん終わらず放課後もずっとアウターの練習だった。なんだ?目の前のLACを体にしまう感じって・・・。わかるわけねぇだろ。まぁ結局はできたんだがな。
「はぁ・・・」
「おい。アウターぐらいでへばるな」
しかし自分の中に物が入っている感じはいい気持ちでは無いな。なんていうか異物が入ってる感じ。入ったことないがしらんが。
「じゃぁ、ローナもやってみろよ。でも確かお前G2だったな。なんでオリジナルなんだ?」
今まで気になってたことをさりげなく聞いてみた。しかし
「そ、そんなことはどうでもいいだろう! では仕方ない。私のLACを見せてやろう」
豪快にスルー。まぁセイカにでも聞いて見るか。なんて思ってたらローナはもうLACを出していた。
「コバルト・ナイツ。不本意ながらお前と同じく近距離斬撃型だ」
なぜ不本意なのかは知らんがローナのは短い刀を両手に1つづつ。双剣というものだろうか?
「へ~、いっしょなんだな。これって運命的な?」
俺が気軽にそう言うと・・・
「う、運命!? い、いきなり何を言い出す!」
ん? 冗談で言ったんだが。急に顔を真っ赤にしだした。怒ってくのか?
「え? あの・・・」
冗談がバレたのかと思い謝ろうとしたが
「わ、私はもう部屋に戻る! じゃあな!」
「お、おぅまた明日」
俺がそういうとローナはピクッと一瞬止まり走り去った。なんだよあいつ。いや~しかしアウターだけでもできたから良かった。ローナに感謝だ。
新たな単語が出てきたり色々と難しいかと思いますが
ご理解お願いします。
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