表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/6

25.5.28 確かな答え

「あんたは?」

冷たい視線だ。

「そんなもの聞いてなんになる」

―――それでも、聞いて置いた方が良い、そう思った。

「確かな答えが無いなら、俺が探してやる、

そう言ってる」

すると目を瞑って

「君は一つ、間違っているよ。

確かな答えなんて無いっていうよね、

あれは嘘だよ。確かな答えはある―――

その時に見合った答えが。

――ほら、君もちゃんと持っている」

「俺が?」

「嗚呼、そうさ。」

「?」

「‥此処にね。」

自分の胸をトントンと叩いた。

其れを見て、一瞬呆けてしまう。

だって、使い古された答えだったから。

呆れながら――

「そんなもの――‥奔騰に正しいと言えるのか?」

そうだね、と言葉にして、少し考える、

どうせ適当に誤魔化されるのだろう、と思った。

然し、答えは意外にも返ってきた。

「それは―‥君の生きてきた軌道がその先を示した時

、わかるだろう」

遠い目線――それだけ言って、

――パンッ

と手で足を叩く。

「さぁ仕上げだ。」

この話は終わり、と勝手に決めて、

作業に戻っていった。






確かかどうかはわからない。

けど。

望ましい答えは確かにある。

と言う話。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ