表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

4/28

もうっ!

「もうっ! なんでいきなり抱きついてきたのかと思ったら夢で私が魔王軍に殺されたですって? もうっ! それは流石に心配性すぎ」


「ははっ...だよねぇ」


 僕は一応予知夢的なものを見たとして話したのだが、やはり信用はされない。


 いきなりこんなことを言っても絶対に信用されないのは事実だ。


 だけど一応言っておいた方がいいだろうと思い話したのですが...。


「...はぁ。どうやって魔王軍がこの小さな村に勇者が生まれていると分かるんですか? この村は閉鎖的で付近の町や村ともそこまで友好関係がないんですから」


 と言われるのがオチである。


 それもそうだ。


 チュートリアルの範疇では確かに外のマップに出ることはできても隣町にまで行くことはできなかった。


 しかし、それはあくまでも()()()内での話であり今の世界とは少々違っているともいえよう。


 なぜなら、あのイベントが少し早めに起きたのだから、今回のループでも再びあのイベントが早めに起きる可能性は否定できない。


 もう一度あの惨劇が起こらないようにするには...と考えた時に僕は思いつく。


(できるかは知らないけど、最初の薬草採取イベントの時に隣町にくらいまで行ってみようかな)


 そう、最初の村ではロクな武器も防具も売っていないし、御守りすらないので負けイベ回避するための装備を集めるのは流石に無理ゲーすぎる。


 なのでまずはそこに向かおうと思う。


 ということは...。


(主人公であるメルが僕を選んでくれないとね)


 最初に選べるNPCは3人いて近距離剣士のセリア、中距離魔法使いのユシア、遠距離弓使いのレインだ。


 残念ながらマフユはその時に一緒には連れてはいけないので残念だった記憶がある。


(まあ、それはいいだけどさ。とにかく僕が選ばれるようにメルの行動を誘導しないとね)


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ