30ー1.男達の休日~美少女とのパラダイスを添えて~
「・・・降参。いいわ。あなたの思惑通り海に行ってあげるわ」
リーネは両手を上げ降参するようなポーズを取った。
「「「やったー!」」」
「というわけで着替えるから出て行ってくれるかしら?」
「今からか? 向こうに行って着替えた方が良いんじゃないのか?」
「ビーチまで近いんだしここから着替えて行くわよ」
「わかった」
俺は部屋から出てリーネ達を待つことにした。
そして十分ぐらいした後扉が開いた。
最初に出てきたのはリーネだった。
水着は白のビキニで清楚な感じがより際立っていた。
「待たせたわね。行くわよゲイル」
俺はリーネの姿に見とれてしまっていた。
リーネの普段とは違う一面はとても魅力的に映っていた。
「あ、ああ」
「・・・何ジロジロ見てんのよ」
「悪い・・・」
俺はとっさにリーネから目をそらした。
それに満足したのかリーネはニヤニヤしていた。
「なんですか? リーネ様の美しさに見とれてたんですか?」
ミリアがリーネの後ろから現れた。
ミリアの水着は髪の色に合わせたオーシャンブルーの色をしたビキニだった。
相変わらず俺には刺々しい態度を取ってくるんだよな。
それさえなければ文句なしの美少女なんだがな。
「ミリア・・・」
「あなたみたいな野蛮人にリーネ様を見る資格なんてありませんよ! このエロスケベ!」
なんだろうな。刺々しいと言うよりなめているようにしか見えないぞ。
「誰がエロスケベだ! いい加減にしろよミリア・・・爺さんの孫娘だからって調子乗ってんじゃねえぞ! 俺が女だからって容赦すると思うなよ」
「調子に乗っているのはあなたでしょ! おじい様にまぐれで勝った分際で生意気なんですよ!」
「ほお、お前の爺さんはまぐれで勝てるほど弱いんだな?」
「・・・っ! 私はあなたは嫌いです! 生理的に受け付けません!」
「上等だ! 嫌いって言う奴とこれ以上一緒に居たくねえよ! さっさとどっかに行け!」
「ふん! 言われるまでもありませんよ! リーネ様行きましょう」
「ちょ、ちょっと・・・」
ミリアはリーネの手を引っ張ってビーチに向かって行った。
「良いんですか? 師匠」
そう言いながら俺の後ろからひょこっと出てきたのはハユだ。
ワンピースのような水着でスカートの部分がとてもキュートさを引き出していた。
「ハユ・・・いいんだよ。あんなわがまま娘にこれ以上付き合ってられるか! それよりバレッタはどこに行ったんだ?」
「バレッタさんならリーネ様を追いかけて行きましたよ」
「いつの間に・・・」
とりあえず俺もどこかの部屋に入って着替える事にした。
俺は黒い海パンに着替え終わり部屋の外に居たハユを連れてビーチに向かった。
「行くか」
「はい!」
俺とハユは誘っていないセレネを探しながらビーチに向かった。
残念ながらセレネは見つからなかった。
探しても見つからなかったんだ多分カイが誘っているだろうな。
ビーチに辿り着くとリーネが呆れた顔をしながら突っ立っていた。
「こんな所で突っ立ってどうしたんだリーネ?」
「・・・ねえ、ゲイル」
「なんだよ?」
「今日いきなり呼んだわりには準備が良すぎるんじゃないかしら?」
海にはいろんな屋台が並んでいたり謎に作られた特設ステージなんかも出来ていた。
ついさっき誘ったとは思えないほどの出来だった。
「そうだな。あいつら張り切り過ぎちゃったんじゃねえのかな」
「張り切り過ぎたってレベルじゃないわよ! あの屋台とか! 意味不明作られた特設ステージとか! この数時間以内に作れるわけないでしょ!」
「まあまあ、いいじゃねえかリーネ。今日は休日だし余計な事は考えずパーと楽しもうぜ」
「あくまでも白を切るつもりなのね。・・・はあ、わかったわよ」
「リーネ様! こっちに美味しそうな食べ物がありますよ! 早く行きましょう!」
「そうね。ハユちゃんも一緒に行こう」
「師匠はこれからどうするんですか?」
ハユは可愛らしい眼差しでこちらを見てきた。
俺もハユと一緒に遊びたいんだけど・・・寝不足でそれどころじゃないからな・・・悲しい。
「俺の事は気にせずリーネと遊んで来いよ。大丈夫だ。そのうちそっちにまた顔を見せに行くから」
「わかりました」
リーネとハユとミリアはいろんな屋台が並んでいる所に行っていった。




