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16-4.クライス・ディベルト軍との戦い

前回のあらすじ

 カイは敵のグラス、ジラス、バラスの三人組と戦っていた

 敵の三人組のコンビネーションは完璧だったが、ゲイルの絶妙な邪魔がコンビネーションに隙を与えていた

 そして三人組の一人バラスを倒すことに成功したのであった

「引いちゃあダメだよ。剣は最後まで振り下ろすか、反撃に備えるかしないとこうやって死ぬんだよ」


 カイはバラスに一瞬で近づきバラスの心臓を剣で刺し貫いた。


「バラス!」


「残りは二人だね」


 残りの二人か、カイ一人でも十分だろうが念には念をってな。


 最後までフォローはいれるか。


 そう思っていた時、後ろからとてつもない死の気配がした。


 俺はとっさに森から飛び出した。


 俺の居た所には白い円錐状の槍が深々と刺さっていた。


「まさかあの一撃を避けるとは、さすがリーネ・クリスタリアが送り込んでくる刺客だけの事はありますね」


 森の中から現れたのは金髪で腰まである長い髪の美形の男、クライス・ディベルト将軍だった。


「あぶねぇな。反応が少しでも遅れてたら死んでたぜ」


「ゲイル! 大丈夫なの?」


「ああ、大丈夫だ。それよりも悪いな見つかっちまった。これ以降は援護はできねえ」


「こっちは心配しなくても大丈夫だよ。ゲイルはそっちの敵に集中して」


「そうさせてもらう」


 バレッタはまだ来てないな。


 という事はもう少し時間を稼ぐ必要があるな。


 こいつとは軽く遊んで時間を稼ぐか。


「グラスさん。魔法を撃っていた奴はこちらで引き受けます。もう魔法は気にしなくて大丈夫です」


「そいつはアリガてえぜクライス将軍!」


 いつの間にかグラスの前にはバラスの死体が置いてあった。


 ゲイルが森から出てきた時にバラスの死体を素早く回収したようだ。


 グラスはバラスが持っていた剣を取り二刀流の構えを取った。


「バラスの仇はここで取らせてもらうぞ」


「殺す! お前殺す!」


 グラスとジラスは前後左右とカイを挟む形でカイに剣を振るう。


 だが、剣の振り方、タイミングが三人でやっていた時より雑になっていて受け流して反撃するのも容易になっていた。


「どうやら君は二刀流に慣れていないらしいね。技が一刀流の時より雑になってるよ」


「くっ! こっちの方が人数も力も上なのにどうして一撃も入らない!」


「力技では僕には勝てないという事だよ」


「そんなわけがあるか!!」


 グラスはカイの挑発に乗って力一杯に剣を振り下ろした。


 カイは一歩後ろに下がりグラスの剣を寸前で避けた。


「人の忠告は素直に聞いた方がいいと思うよ」


 カイはグラスの剣の上を足場にして斬りかかった。


 だが、その剣はグラスには届くことは無かった。


「兄貴!!」


 ジラスがグラスの代わりに斬られていた。


「ジラス! どうして庇った!」


「俺バカだからさ。俺が生き残ったってあいつには勝てないんだ。だから兄貴が生き残った方が勝てると思ったんだ」


「ああ、あとは俺に任せておけ。あんな奴は俺に任せればすぐに終わるさ」


「流石・・・兄・・・貴・・・」


「もういいかい?」


「ああ、待って貰ってたみたいだな」


「家族との別れに水を差すほど卑怯な奴じゃないんでね」


「礼は言わねえぞ」


 グラスはジラスの剣を拾った。


「今度は三刀流か。力欲しさに持つ刀を増やすだけじゃ僕には勝てないよ」


「違うぞ。これからお前に見せるのは三位一体トライウェンドの真の姿だ」


「なんだって!?」


「三位一体トライウェンドは元々は一つの剣だった。だが弟達に力を与えたかったから分裂させたんだ。だが今はもうその必要もない! その真の姿を顕現せよ。三位一体トライウェンド!」


 グラスが三本の剣を空中に投げると三本の剣が分解され一つになった。


 剣の横幅が三倍になり直剣から大剣に変わった。


「この姿のこいつの能力は所持者の身体能力を三倍にすることだ」


「でも僕には力技では勝てないよ」


「それはどうかな」

遊びすぎて次回予告を書く時間すら取れなくなったので

次回予告は今後書きません。


APEXとカラオケが楽しすぎる!!

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