don't
あなたの目は見えない
曖昧に声だけが響いて
朽ちかけて 僅かな水で 再び褪せて 静かに咲いて
あなたの幸せのない世界は要らない
自己愛で悲しくなるくらいに
記憶にはまだ居ますか なんて
自惚れだってわかっているつもりなの
指先が触れることはないのと
叶わない約束ばかり
きっと覚えていないのでしょうけれど
ただその鎖があることに
枷にはなりたくないとだけ願いたい
今更になっても言えない名前も想いも
苦しませるのなら喜んで殺すから
一緒に消えたいと言うのなら手を取り
許さないというのなら今でさえ拒める気がして
甘えかなあ
未だ見えない手紙を折って
また汚した思い出を追って
重く追い縋って 何度でも
世界はこんなにも美しいのだと気づく
甘えなのかなあ