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信也とミラがサラマンダーに挑むとこうなる


 フランセン共和国は、オルトバルカ王国の隣国の1つだ。北国であるオルトバルカ王国の隣に位置しているにもかかわらず、国土の6分の1が火山地帯になっているという国家で、オルトバルカ王国から吹き込んでくる北風が火山地帯を通過するうちに温められてから国内に入ってくるため、フランセン共和国の街は一年中温かいらしい。


 そしてその火山地帯は、丸ごとダンジョンということにされている。ダンジョンは基本的にその環境が過酷すぎる場合や、生息する魔物が危険過ぎて全く調査できていない場所の事を呼ぶから、フランセン共和国は国土の6分の1が調査できていないということになる。

 

 火山地帯から生還してくる冒険者は約40%だ。前にカレンさんたちが挑んだ地下墓地よりも難易度は低いダンジョンだけど、足を踏み入れれば6割が命を落としているということだから、危険な場所ということだ。


 生息している魔物は炎属性の魔物が殆どで、火山だから環境も非常に危険だ。そして僕たちが倒しに来たサラマンダーは、現時点ではこの火山で最強の魔物ということになっている。


 超高温の炎を自在に操るドラゴン。真っ赤な外殻に炎を纏う凶悪な魔物で、普通の魔物ならば近づいただけで燃え上がってしまうらしい。


 マグマが流れて来ないような場所にヘリで着陸した僕たちは、コクピットから下りて、熱い空気を吸い込みながら兵員室の荷物をいくつか下ろすことにした。


 腰のポーチに非常食を入れておき、ベルトにあるホルダーには水筒を収めておく。あとは素材を持って帰るためのケースをリュックサックに入れてから、そのリュックサックを背負った。


「ガスマスクは忘れないでね」


(了解!)


 火山の中には火山ガスが噴出している場所もあるらしい。このダンジョンに牙を剥くのはマグマだけではないんだ。


 腰の後ろに対戦車手榴弾をぶら下げ、胸元にスモークグレネードとスタングレネードを準備した僕は、ミラが武器の準備を終えるのを待っていた。


 今回の彼女の装備は4つだ。いつも愛用しているサウンド・クローと漆黒の柳葉刀を装備している。そして腰の右側には、まるで水平二連ソードオフ・ショットガンの銃身を1つにし、その銃身を太くしたような銃がぶら下っている。アメリカ製グレネードランチャーのM79だ。ベトナム戦争の際にアメリカ軍が採用していたグレネードランチャーで、40mmグレネード弾を使用する。彼女が持っているのは、銃身を短くして銃床を取り外したソードオフのグレネードランチャーだった。


 そして背中に背負っているのは、かつてアメリカ軍が第一次世界大戦と第二次世界大戦の際に採用していた自動小銃のBARブローニング・オートマチック・ライフルだ。.30‐06スプリングフィールド弾を使用する強力なライフルで、フルオート射撃をする事が出来る。端末でマガジンを20発入りから30発入りのマガジンに変更し、セミオート射撃とフルオート射撃の他に3点バースト射撃も追加してある。今回の相手はドラゴンで、空中から襲い掛かって来る可能性もあるので、対空戦闘もできるようにフロントサイトとリアサイトの間には折り畳み式の対空照準器を用意しておいた。あとは、銃口の下に伸縮式の銃剣を搭載している。


 僕の装備は、2丁のウィンチェスターM1873と内ポケットの中のワルサーP99。袖の中には2本のスペツナズ・ナイフを隠し持っている。それと、今回の戦いのために僕も新しい武器を用意してあるんだ。


 おそらくこの武器があれば、転生者も瞬殺できる筈だ。この武器の事はまだミラには言っていないけど、彼女ならばどんな武器なのか気付いてしまうかもしれない。


(準備できたよ、シン)


「よし。―――行こう」


 ガスマスクを装着した僕は、ホルスターからソードオフのウィンチェスターM1873を引き抜きながら、ミラと一緒に火山地帯を歩き始める。


 目の前に鎮座する巨大な山の表面はマグマで覆われていた。遠くの方ではマグマが巨大な火柱のように吹き上がり、夜空を荒々しく真っ赤に照らしている。


 噂では、レリエルやカレンさんの先祖のリゼットさんの時代よりもずっと昔に、この火山にあるドラゴンが封印されたらしい。今ではこの火山で最強の魔物はサラマンダーということにされているんだけど、もしそのドラゴンが復活したら、サラマンダーは簡単に蹴散らされてしまうんだとか。


(あ、熱いなぁ・・・・・・)


「大丈夫?」


(う、うん。でも、私熱いの苦手なの・・・・・・)


 確かに、先ほどから熱風が僕たちに牙を剥いている。


 でも、サラマンダーが居座る場所は火山の最深部らしい。だから、まだ先に進まなければならない。


 黒い岩に囲まれていた道を通過すると、広い場所に到着した。真っ黒な岩場なんだけど、奥の方には山の方からマグマが流れている。黒と赤だけで支配された世界だ。


(ん?)


「どうしたの?」


(ねえ、シン。あれ何・・・・・・?)


 マグマを眺めていると、後ろを歩いていたミラがいきなり僕の制服の袖を引っ張った。どうやら彼女は何かを見つけたらしい。


 彼女が指差している方向には、魔物の死体が転がっていた。真っ黒な外殻を持ち、所々がマグマのように赤くなっている。今は倒れているけど、立ち上がったら人間よりも遥かに巨大だろう。


 おそらく、ゴーレムの死体だ。外殻の色が違うから、おそらくあれはゴーレムの変異種か亜種なんだろう。


 僕はその死体にウィンチェスターM1873を向けながら静かに近づいた。もし起き上がってきたらすぐに弾丸を叩き込んでやるつもりだけど、僕が近づいてもその死体は起き上がることはなかった。


 どうやらこの死体は、左半身を何かに食い千切られているようだった。しかも傷口はまるで黒焦げになったように真っ黒になっている。


(何かに食べられたのかな・・・・・・?)


「多分ね。この死体は、こいつを食べた奴の食べ残しなんだろうね」


 でも、何で傷口まで真っ黒になってるんだろう? 何かに焼かれたんだろうか?


 傷口を見つめながら考察していると、僕の隣でゴーレムの死体を見下ろしていたミラの長い耳がぴくりと動いた。彼女は静かに背中からBARを引き抜き、銃口をマグマで照らし出された夜空へと向ける。


 ハーフエルフやエルフは、人間よりも聴覚や嗅覚が優れている。おそらく、彼女は何かを聞き取ったんだろう。武器を引き抜いたということは、その聞き取った音の発生源が敵だということを示しているのかもしれない。


 僕もライフルを構えながら、銃口を夜空へと向けた。


 その時だった。マグマの流れる火山の方から、炎の塊が飛び出したんだ。最初は吹き上がるマグマの塊だと思ったんだけど、その炎の塊は普通の火柱よりも高く吹き上がると、真っ赤な流星のように夜空を照らし出しながら、僕たちの方へと向かってくる。


 聞こえてくるのは炎が燃える音と、ドラゴンが羽ばたくような大きな音だった。


「・・・・・・なるほど。ゴーレムを食い殺したのはこいつだったんだね」


(こ、これが・・・・・・!)


 僕たちの近くまでやって来たその炎の塊は、少しずつ高度を落とすと、僕たちの目の前を流れているマグマの中に着地した。巨体を覆っていた炎が消えていき、真っ赤な外殻があらわになる。


 マグマの中に舞い降りたのは、巨大なドラゴンだった。長い首の先にある頭にはまるでランスのような角が生えていて先端部の方は溶鉱炉に放り込まれた鉄のように真っ赤になっている。赤と黒のグラデーションの下にある眼は真っ赤で、口の中に生えている牙たちは真っ黒だ。


 翼や足には剣のように鋭い巨大な爪が生えていて、尻尾の先端部も大剣のように鋭くなっている。あれを叩き付けられれば、人間の防具は簡単に貫通されてしまうだろう。


「こいつがサラマンダーか・・・・・・」


 頭にある角と外殻の色は、確かに出発する前にフィオナちゃんから聞いた通りだった。火山で最強の魔物で、超高温の炎を自由自在に操る凶悪なドラゴン。今まで数多の冒険者たちをことごとく焼き殺してきた怪物が、マグマの中で僕たちを睨みつけている。


 でも、思ったよりも威圧感はあまり感じなかった。きっと、僕の所属するギルドの中にそれよりも強力な威圧感を発する人物がいるからだろう。


 サラマンダーのように炎を自由自在に操り、仲間のために敵を蹂躙する転生者。この異世界で再会した僕の肉親だ。今は片足を失っているからあまり戦えないけど、こいつの素材で義足を作ってもらえば、すぐにまた戦い始めるだろう。


 兄さんへの恩返しだ。


「なんだか、あんまり威圧感を感じないね」


(そうだね・・・・・・。力也さんとかエミリアさんの方がもっと威圧感がすごいから・・・・・・)


 その時、サラマンダーが咆哮した。


 真っ赤な外殻が少しずつ黒くなっていき、その外殻の隙間からいくつも小さな火柱が吹き上がる。その火柱は徐々に外殻の表面に燃え移っていくと、そのままサラマンダーの巨体を包み込んでしまった。


 サラマンダーの周囲が超高温のせいで歪む。奴の足元を流れていたマグマが、まるで炎を纏う怪物を恐れたかのように窪んでいく。


 何だか兄さんみたいなドラゴンだ。威圧感は兄さんの方がすごいけど、あの炎を纏うのは兄さんが使っている能力に似ているような気がする。


(いくよ!)


 僕の隣でBARを構えていたミラは、サラマンダーに向けてフルオート射撃をぶっ放した。猛烈なマズルフラッシュを突き破り、強烈な.30‐06スプリングフィールド弾の嵐がサラマンダーに襲い掛かる。


 ドラゴンの外殻は非常に頑丈で、7.62mm弾でなければ貫通は出来ない。でもあのBARの弾丸ならば、ドラゴンの外殻も貫通できる筈だ。


 でも、.30‐06スプリングフィールド弾に襲われたサラマンダーからは、全く呻き声が聞こえなかった。弾丸が外殻を突き破る音や跳弾する音も聞こえない。聞こえてきたのは、まるで高熱の鉄板の上に氷を落としたような音だった。


(だ、弾丸が・・・・・・!)


「すごい熱だ・・・・・・」


 なんと、弾丸がサラマンダーに着弾する前に融解しているんだ。つまり、ミラが放った弾丸たちは、未だに1発もあのサラマンダーの外殻には着弾していない。奴が生み出す陽炎の中に飛び込んだ途端、溶けて消滅しているんだ。


 さっきのゴーレムは、サラマンダーに喰われないように抵抗したんだろう。でも鈍足なゴーレムは火山で最強の魔物から逃げ切ることは出来ず、炎を纏ったこいつに喰われてしまったんだろう。だから傷口が焦げていたんだ。


「ミラ、そのまま援護をお願い」


(分かった!)


 ミラは腰からソードオフのグレネードランチャーを引き抜くと、そのまま片手で照準を合わせ、サラマンダーの足元へと向かってトリガーを引いた。


 弾丸が着弾する前に融解してしまうんだから、グレネードランチャーも同じく融解してしまうだろう。だからミラが放ったのは普通の40mmグレネード弾ではなく、40mmスモークグレネード弾だ。


 融解する前に地面に着弾したグレネード弾から真っ白な煙が噴き出す。その煙がサラマンダーを包み込んでいる間に、僕は用意しておいた新しい武器を準備することにした。









 私の目の前で、シンがライフルを腰のホルスターに戻した。シンは新しい武器を用意してきたって言ってたけど、どんな武器なんだろう? 転生者も瞬殺できる武器だって言ってたけど、どんな武器なのかまだ教えてもらっていない。


 すると、シンは制服の袖を少しだけ捲り、ポーチから液体のようなものが入ったカートリッジを取り出すと、そのカートリッジを手袋の手首の辺りに装着した。


 あのカートリッジは何なんだろう? お兄ちゃんが使っている液体金属ブレードにも、あんなカートリッジが装着されていたような気がする。まさか、あのカートリッジの中に入っているのは液体金属?


(し、シン!)


 私が地面に撃ち込んだスモークグレネードの煙が薄れ始めてる! このままじゃ、煙の中からサラマンダーが襲い掛かって来るよ!


 でも、シンは微笑んだままだった。彼はちらりと私の方を見てからにやりと笑うと、手袋の指を動かしてからサラマンダーを見つめていた。


 煙が消滅し、その中から全身に炎を纏ったサラマンダーが姿を現す。溶鉱炉の中に放り込んだ金属のように先端部が真っ赤になっている角を振り上げて咆哮したサラマンダーは、私たちを睨みつけると、いきなりマグマの中から突進してきた!


 シンは避けようとしない。作戦はもう考えてあるのかもしれないけど、あんなドラゴンに突進されたら、外殻に吹っ飛ばされる前に焼き殺されちゃうよ・・・・・・!


「大丈夫だよ、ミラ」


 さっきから心配そうにシンの顔を見ていた私に、シンは微笑んだまま言った。


「――――もう決着はついた」


(えっ?)


 決着はついた? どういうこと?


 だって、まだサラマンダーは私たちに向かって突進してきてるよ!?


 サラマンダーがついにマグマの中から飛び出し、真っ黒な岩で覆われた地面を踏みつける。踏みつけられた真っ黒な岩がたちまち真っ赤に染まり、熱風と陽炎を生み出す。


 その時だった。私たちに向かって突進していたサラマンダーが、いきなり血涙を流したの。その流れ出た血涙が自分の生み出した高熱で蒸発した瞬間、今度はサラマンダーの長い首がいきなり下にずれて、下顎を真っ黒な岩に擦り付けながら落下してしまう。


 いつの間にか、サラマンダーの首は外殻もろとも切断されていた!


 首のなくなったサラマンダーは断面から鮮血を吹き上げ、足元の岩場を真っ赤に汚しながら崩れ落ちた。巨体を覆っていた炎が消えていき、残った熱で流れ出た鮮血が蒸発していく。


(え・・・・・・?)


「あ、レベル上がってる」


 サラマンダーを瞬殺した・・・・・・?


 どうやらサラマンダーを倒して、シンはレベルが上がったみたい。ポケットから端末を取り出して自分のステータスを確認したシンは、メガネをかけ直してから驚いている私の方を振り向いた。


「終わったよ、ミラ」


(う、うん・・・・・・)


 全く分からなかった。


 おそらくシンが手袋に装着したカートリッジの中身を使ったんだと思うんだけど、どうやってサラマンダーの首を切断したんだろう? 


 私はシンがどうやってサラマンダーを瞬殺したのか考えながら、目の前のサラマンダーの死体を見つめていた。









 エリスが仲間になる前までは、この部屋で寝ていたのは俺とエミリアとフィオナの3人だった。俺がソファをベッド代わりにして、エミリアがベッドで眠る。フィオナは幽霊なので実体化を解除して眠っていたらしい。


 今ではベッドでエミリアとエリスが眠っている。新しいベッドを運び込もうとしたんだけど、エリスはエミリアと一緒のベッドで妹を愛でながら眠りたいらしく、ペンドルトン家の姉妹は同じベッドで眠っている。


『にゃあっ・・・・・・! え、エリスさん、離してくださいっ!』


「あんっ、ダメよぉ。・・・・・・ふふふっ。可愛いなぁ」


『え、エリスさんっ・・・・・・! 力也さんとエミリアさんもいますよぉっ!』


 ベッドの上でエリスに抱き締められているフィオナ。彼女はさっきから逃げようとしているんだけど、エリスはなかなかフィオナを離してくれないらしい。俺とエミリアは何回も彼女を離してやれと言ったんだけど、エリスは幸せそうにフィオナの頭を撫でたり頬ずりしたままだ。


 どうやら、エリスは男よりも女の方が好きらしい。でも、俺だけは特別だと言っていた。・・・・・・できるならば、凛々しくて清楚なお姉さんに戻って欲しい。なんで変態になっちゃったんだろうか。


「いいなぁ・・・・・・。フィオナちゃんってすごくふわふわしてるなぁ・・・・・・。さすがメンバーの中で唯一のロリね!」


『も、もう離してくださいよ・・・・・・』


「えー? できればこのまま寝たいなぁ・・・・・・」


『わ、私は寝れませんよぉ!』


「うーん・・・・・・。分かったわ。ごめんね、フィオナちゃん」


 どうやらやっと離してもらったらしい。でも、フィオナは幽霊なんだから、実体化を解除すればすり抜けて脱出できたんじゃないだろうか?


 エリスから離してもらったフィオナは、部屋の中に浮かび上がると、ソファの上で横になりながらマンガを読んでいた俺の方へとやって来ると、今度は俺にしがみついてきた。


『うえぇぇぇぇぇぇぇんっ! 力也さぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!』


「よ、よしよし・・・・・・」


 とりあえずマンガをテーブルの上に置き、しがみついてきたフィオナの頭を優しく撫でる。エリスの言う通り、彼女はとてもふわふわしていた。


『あ、ありがとうございました、力也さん』


「いいんだって。気にするな」


 涙を小さな手で拭ったフィオナは、俺の顔の近くで微笑んだ。


『あ、あの・・・・・・力也さん』


「ん?」


『ま、また・・・・・・力也さんに、甘えてもいいですか・・・・・・?』


「ああ、構わないぞ?」


『えへへへっ・・・・・・。ありがとうございます!』


 楽しそうに笑うフィオナ。俺も微笑みながら、彼女の頭を優しく撫でた。確かに出来るならばこのまま寝たいけど、そうしたらきっとフィオナが寝れなくなってしまうだろう。


 フィオナは俺にしがみつくのを止めると、ソファの近くに浮かび上がった。


『では、おやすみなさい』


「ああ、お休み」


 フィオナが実体化を解除した瞬間、彼女の姿が消えてしまう。実体化を解除した状態では、どうやら霊感の強い人間にしか彼女の姿が見えなくなってしまうらしい。


 じゃあ、俺もそろそろ寝よう。俺はエミリアとエリスに「おやすみー」と言うと、ソファの上で目を閉じた。




 

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