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ほのぼの少女の日常 ~エミールの調剤薬局~  作者: しろいさくら
フォーナスとエミールの調剤薬局
9/22

フォーナスとエミールの調剤薬局 1年目 @1

第3章はエミールの幼少(本編から7年前)で、エミールの調剤薬局が出来るまでの話です。

薬ネタは頑張って仕入れたよ!

草原に流れ込む風は草花を踊らせ、木々の会話を運んでくる。

木々の囁きはもうすぐ春が来ることを知らせ、冬に蓄えた養分を惜しみ無く使い始める。

そんな自然豊かな中に一人の少女が家族とほのぼの暮らしていた。

名前はエミール・アロル 今年で10歳になるまだまだ可愛い女の子だ。

「エミール。学校を卒業したけれど、これからどうするの?」

「んー 私は今したいこととか無いからねー どうしよっか」

木の棒を削り、大きめのヘラを作る私は、実はちょっぴりだけどおばあちゃんに興味があった。

「お母さんは魔法とか使えないの?」

「使えないわよ。おばあちゃんは特別なの」

小刀で削られたヘラは細かいバリがあり、滑らかになるように仕上げる。

自分の身長位はあるだろうか、このヘラはだんだんとオールに見えてきた。

「なにもやること無いなら、おばあちゃんの所に行って魔法の勉強でもしてみたら?」

「それ良いかも。」

小刀を鞘に仕舞い、急いで部屋にもどる。

最低限の荷物を袋に詰め込み、台所に走る。

テーブルに乗せてあるパンのバスケットから二つパンを袋に詰め、さっきまで作っていたヘラと愛用の小刀を持ち、家を飛び出す。

「エミール。そんな格好してどこへ行くの?」

ベランダから顔を出すお母さんに私は一言


「おばあちゃんの所に行って来るね!」


それだけ言って足早に港町でおばあちゃんの住む町へ向かった。

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